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「スマホは1日2時間」条例制定の愛知県豊明市、中学生の65%が2時間以上使用
勉強や仕事以外でスマートフォンを使用する時間を「1日2時間以内」とする「スマホ条例」を定めている愛知県豊明市は26日、条例の制定に伴い、小中学生と保護者に実施したアンケートの結果を発表した。デジタル機器使用の開始時期が低年齢化し、学年が上がるにつれて使用時間が長くなっていることや睡眠時間が短くなる傾向が確認されたとしている。
アンケートは、小学校8校、中学校3校の児童生徒計5037人を対象に昨年12月から今年1月、学習用タブレット端末を使って実施し、85・6%(4313人)が回答した。また、未就学児を含む中学生以下の子どもの7863人の保護者には2月にメールで実施し、回答率は31%(2441人、兄弟姉妹の複数回答を含む)だった。
児童生徒へのアンケートでは、スマホの余暇使用が1日に2時間以上の割合が低学年で18%、高学年で35%、中学生で65%だった。高学年の約30%、中学生の約41%は寝る時間が遅くなり、睡眠時間が7時間以下の中学生は約46%だった。
「スマホ条例」を賛成多数で可決した愛知県豊明市議会(2025年9月22日)
一方、保護者へのアンケートで、デジタル機器の使用開始時期が3歳未満だった割合は、中3で8・3%だったのに対し、小1は30%を超え、年少未満になると45%となるなど、低年齢化が加速している。スマホの所有状況は、小3で20%、小6で67・4%、中3で92・9%だった。
市に助言する東北大応用認知神経科学センターの榊浩平助教は市を通じ、「長時間使用は子どもの睡眠や精神衛生に悪影響を及ぼしていることが、アンケートでも確認された」とコメントした。
愛知県豊明市
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