4月に開学する武雄アジア大(武雄市武雄町)の入学予定者が定員の3割に満たないことが報告された26日の市議会全員協議会。驚きと落胆のため息が広がった。大学を運営する旭学園に対し、議員からは「予想以上に厳しい数字」「今後はどんな取り組みで志願者を増やすのか」などの批判が相次いだ。これまで市議会で何度も指摘されてきた少子化時代に船出する大学への不安が顕在化した。

 学生の募集状況に関する市議会の審議で、市執行部は「試験が終了した後に旭学園が公表する」との答弁に終始してきた。4月4日に入学式が迫る中で、ようやく知らされた定員140人に対して39人という入学者数。国の私学助成を受けるには、4学年の学生がそろう2029年度に定員の5割を満たさなければならない。全員協議会では「努力だけで集められる数字だろうか。今後どんな取り組みを考えているのか」など厳しい質問が飛んだ。