性的虐待問題で信頼失墜の英国国教会、トップに初の女性 叙任式で「苦しみを軽視しない」

カンタベリー大主教に選出されたサラ・マラリー氏=25日、英南東部ケント州(ロイター)
カンタベリー大主教に選出されたサラ・マラリー氏=25日、英南東部ケント州(ロイター)

【ロンドン=黒瀬悦成】英国国教会の最高位聖職者であるカンタベリー大主教に女性として初めて選出されたサラ・マラリー氏(64)の就任式が25日、南東部ケント州のカンタベリー大聖堂で開かれた。

マラリー氏は看護師を経て牧師となり、18年にロンドン主教に任命された。国教会は昨年10月、同氏が大主教に就任すると発表。今年1月28日に選出確認式が行われ、第106代の大主教に正式に選出された。

前任のウェルビー前大主教は教会関係者による性的虐待の責任を取って辞任し、約1年間にわたって大主教の座が空席になっていた。マラリー氏は叙任式で「私たちキリスト教コミュニティーの人々の行動や不作為、失敗によって傷つけられた者たちの苦しみを見過ごしたり軽視したりしてはならない」と述べ、信頼回復を訴えた。

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