髄腔内注射中止、35人に影響 埼玉県立小児医療センターの患者死亡受け

2026年3月26日 07時51分 会員限定記事
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県議会福祉保健医療委員会であいさつする県立病院機構の岩中督理事長(中)=県議会議事堂で

 埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)で抗がん剤の髄腔内(ずいくうない)注射を受けた患者が死亡、重体となった問題で、昨年11月からセンターでの髄腔内注射が中止されていることを受け、患者35人が転院を余儀なくされるなどの影響を受けたことが分かった。25日の県議会福祉保健医療委員会で、センター側が明らかにした。
 センターでは昨年1~10月に髄腔内注射を受けた患者5人に神経症状が出た。うち1人は死亡、2人は重体となり、この3人の髄液から髄腔内注射には使われない抗がん剤「ビンクリスチン」が検出された。
 髄腔内注射は、急性リンパ性白血病の治療では標準的な治療法。センターは昨年11月11日以降、全ての髄腔内注射を中止した。これに伴い、患者が転院したり、別の病院で注射を受けたりしている。白血病患者の新規受け入れも原則、止まっている。本来は年間70人ほどが入院するという。
 岡明病院長は...

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