韓国「ノージャパン」の象徴は今… 若者たちに「日本の味」が浸透【地球コラム】
かつてなく近い存在
わずか5年間で生じた正反対の消費動向をどう受け止めるべきか。日韓関係を専門とする峨山政策研究院の崔恩美研究委員は、「日本に対する好感度が高まった韓国社会の雰囲気が背景にある」と語る。韓国では、若者を中心に外国の食や文化を楽しむことがトレンドになっているといい、その中で日本の占める比重が大きくなっているのではないかと、崔氏は分析。「日本を訪れて楽しんだことを、また韓国で再度経験したいという人が多いということもあるはずだ」と話す。 日本でも、Kポップや韓国ドラマの文化、グルメ、コスメなどは、生活の中に浸透しており、日韓はかつてなく近い存在になっている。一方、日中関係は、台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に中国が猛反発して冷え込み、経済やビジネスにも再び悪影響が出ている。今後の日韓関係も揺り戻しが起き得るのだろうか。 崔氏は「不買運動は良くなかったという反省が韓国内でもある」とした上で、もし同様の事態が今後発生した場合「また広がるかどうかは微妙だ」と展望する。日韓の間に領土や歴史を巡る懸案があることは事実だが、両首脳はお互いを刺激しないように「管理」していくのではないかと見通している。