シャープ(SHARP)製設据置型Wi-Fiルーターの脆弱性について
大手携帯電話キャリア3社にシャープが提供しているモバイルルーターや設据置型Wi-Fiルーターに不正アクセスされる可能性がある脆弱性が公表されました。
【関連記事】
1:弊社ルーター製品におけるセキュリティ脆弱性について(SHARP公式)
2:JVN#49524110 シャープ製ルーター製品における一部のweb APIに対する認証欠如の脆弱性
【web APIとは】
Web API(Application Programming Interface)とは、特定のコンテンツで作成したアカウント情報を、他のコンテンツでも使用出来る様にデータやプログラムを橋渡しする機能です。
例えばネット上のコンテンツに初めてアカウントを作ろうとした時に、GoogleやX等のSNSのアカウントでログインするかどうかと聞いてくる事がありますが、
Web APIでGoogleやX等のSNSのアカウントとそのコンテンツが連携できる様にしているので、他のコンテンツのアカウントを流用出来る様になっている訳です。
【問題の詳細】
対象の設据置型Wi-FiルーターでWeb APIを使用する時に、本来必要な認証をせずに通してしまう問題がある様です。
Web APIを使用する時にルーターの情報を提供していますが、ルーターの設定やファーム更新等をする為の管理者用パスワードのデフォルト設定が機種毎の情報を元に設定されている為、
同じルーターを使っているとパスが同じな上に、パターンから他の機種のパスも推測されます。
フィッシングサイトでルーターの情報を認証無しで取得された上で、ネットワークを介して不正アクセスを受ける可能性があると考えて下さい。
【対象の機種とファームのバージョン】
【NTTドコモ】
home 5G HR01 38JP_0_490以前
home 5G HR02 S5.A1.00以前
Wi-Fi STATION SH-52A 38JP_2_03J以前
Wi-Fi STATION SH-52B S3.87.15以前
Wi-Fi STATION SH-54C S6.64.00以前
【ソフトバンク】
5Gモバイルルーター SH-U01 S4.48.00以前
Pocket WiFi 5G A503SH S7.41.00以前
【KDDI(au、UQ Mobile)】
Speed Wi-Fi 5G X01 バージョン 3RJP_2_03I以前
【対処法】
現状サポートがある機種についてはファームウェアの更新での対処になります。
↑に載せたリンク1の公式ページに各機種のファームウェアの更新方法がPDFでおいてありますので、Webブラウザ(Edge、Firefox等)から設定ツールを開いて手順書に従ってファームウェアを更新して下さい。
【サポートが終了している機種】
Wi-Fi STATION SH-52A
Speed Wi-Fi 5G X01
↑の2機種は既にサポートが切れている為、ファームウェアでの対処はされません。
今回の問題は機種情報や同機種から設定ツール用の管理者用パスワードが取得出来てしまう問題なので、管理者用パスワードを変更してしまえば不正アクセスは出来ません。
なので、サポートが切れている2機種については、Webブラウザ(Edge、Firefox等)から設定ツールを開いてパスワードを初期設定から変更して下さい。
ルーターを初期設定のままで使用している場合、フィッシングサイトに引っ掛かると、いつの間にか不正アクセスを受けていた、と言った被害を受ける可能性があるので、
シャープ製のルーターを使用していないか確認し、対象のルーターを使用している事に気がついたら、直ぐに対処する様にして下さい。
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| ハードウェア | 12:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑