麻薬探知犬メイプル就任 不正薬物摘発に貢献 函館税関千歳税関支署
函館税関千歳税関支署で12日、新たな麻薬探知犬「メイプル」の就役式が行われた。ラブラドルレトリバーの雌2歳で、好奇心がとても盛んな性格。新千歳空港の国際線で旅客数が右肩上がりの中、不正薬物の密輸入を水際で防ごうと、自慢の嗅覚(きゅうかく)に磨きをかける。 麻薬探知犬は多くの人が行き交う税関入国検査場で、大麻などの不正薬物を臭いでかぎ当てるため、人や騒音を怖がらないことなどが求められる。訓練では不正薬物の臭いがするダミーを探し、見つけた時に担当者が思い切り褒めることで、犬は宝探しのような遊び感覚で「仕事」に励むようになるという。 税関支署の個別配置数は非公表だが、全国の空港や港で約130頭が実動している。「現役生活」の目安は7年間で、新千歳では昨年12月、退役した「クリスティン」と交代する形でメイプルを新規に配備。担当ハンドラーは澤口李央事務官(23)で、この日まで一緒に訓練を重ねてきた。 メイプルは澤口さんと同様、就業時間は一日7時間45分間で、週休2日。澤口さんはメイプルについて「すごく賢くて、好奇心旺盛(おうせい)。訓練でも一日一日、成長している」と評し、「いいところを伸ばし、一番摘発できるようにしたい」と意気込む。 この日は入国検査場でデモンストレーションを行い、澤口さんが英語で「座れ」「探せ」などの指示を出すと、メイプルがしっかりと従い、並んだスーツケースからダミーをすぐにかぎ当てた。就役式で函館税関監視部の大山文弘部長は「担当ハンドラーと多くの経験を積み、水際で一件でも多くの不正薬物摘発に貢献して」と激励した。 (金子勝俊)
苫小牧民報