沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高(京都府京田辺市)の2年の女子生徒(17)ら2人が死亡した事故で、現場に生徒らを引率した教員が当時波浪注意報が出ていたことを把握していなかったことが25日分かった。同校が同日開いた保護者説明会で明らかにした。
辺野古の洋上見学は、平和学習を目的とした研修旅行の一環として実施。少なくとも今年度の旅行については、今回乗船した2隻の船も含めて辺野古コースの現場の下見をしていなかったことも判明した。
保護者説明会は前日に続き非公開で行われた。出席した在校生の保護者によると、事故があった16日は波浪注意報が出ていたが、学校側は、辺野古に引率した教員2人が「注意報が出ていたことを知らなかった」と、保護者の質問に対して回答した。
現場海域はその日、教員が岸壁から目視した限りでは穏やかで、天気も晴れていたという。ただ学校側は「海のプロではないため(出航判断は)船長に任せた」と改めて釈明した。
また引率教員2人は船に同乗しなかったが、1人は体調不良と乗り物酔いのため、乗船を見送っていたという。もう1人の教員は別の生徒のグループが陸側にいたため、船に乗らなかった。