2026年3月26日(木)

【センバツ】日本文理 新潟県勢選抜ワースト17失点で大敗 渡部主将「ミスを見逃さないのが全国クラス」

[ 2026年3月26日 04:30 ]

第98回全国選抜高校野球大会第7日・2回戦   日本文理0―17花咲徳栄 ( 2026年3月25日    甲子園 )

花咲徳栄に敗れた日本文理ナイン
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 日本文理が花咲徳栄(埼玉)との2回戦に臨み、0―17で大敗して06年以来の8強入りはならなかった。雨が降る悪条件で先発の染谷崇史(3年)は序盤から制球に苦しみ、3回2/3を11失点(自責3)。味方の失策にも足を引っ張られてリズムに乗れなかった。打線もわずか2安打で無得点。既に23日に帝京長岡が1回戦で敗退しており、一般選考では初のダブル選出となった県勢が姿を消した。

 聖地に降りしきる冷たい雨が、厳しい現実を突きつける。0―17。20年ぶりの8強を阻まれたこと以上に、ショックの大きな敗戦だった。主将の渡部倖成(3年)は「一方的だった。自分たちのミスを見逃さないのが全国クラス。そういうところと戦うのは難しい」と声を絞り出した。

 試合開始前から降り始めた雨。次第に水が浮き始めるなどコンディションが悪くなる中で“魔の3回”に入った。先発・染谷の3四球で招いた1死満塁から一塁・秦碧羽(3年)の送球ミスなど内野陣が計3失策を犯し、被安打0で4失点。エース右腕は3回2/3を11失点で降板となった。自責こそ3も8四球。悪条件でも好投した相手のエース・黒川凌大(3年)と格の違いを見せつけられ「黒川君はしっかり投げていた。(四球は)自分の力不足」と認めた。

 悪循環は攻撃にも響いた。4点を失った直後の3回に黒川から2四球を選ぶも、共に捕手からのけん制でアウトに。黒川に7回までわずか1安打に抑えられるなど、打線は安達煌栄千(こうえいち、3年)の2本のみで二塁すら踏めなかった。鈴木崇監督は「雨が降るのは予報通りだし、お互いさま」と悪天候を言い訳にはせず「相手はホームグラウンドのようにやっていた。その差が出た」と脱帽した。

 チームとしても県勢としても12年ぶりの選抜出場。21日の1回戦で21世紀枠の高知農から15年ぶりの1勝こそつかんだが、続く2回戦でまさかの大敗を喫した。23日に初戦で敗退した同じ県勢の帝京長岡と同様、消化不良のまま春が終わったが、下を向いている暇はない。鈴木監督は「ここからは駆け足」と春季大会に目を向け「この試合の経験、財産を持ち帰って。夏までの宿題としてやっていく」と前を見据えた。

 17失点は選抜では新潟勢のワースト記録となったが、この屈辱も含めて全ての経験を糧として進むしかない。「ミスを許してくれない場所。“これが甲子園”だと知った」と渡部。必ず強くなって、ここに戻ってくる。(大島 享也)

 ≪県勢の2桁失点 春夏通じ15度目のうち日本文理は7度目≫日本文理が選抜では県勢初の2桁失点となるワーストの17失点。夏を含めると1921年の長岡中、1997年の日本文理の19失点に次ぐ失点数となった。県勢の2桁失点での敗戦は春夏を通じて15度目。そのうち日本文理は7度目となった。

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