もう中学生の結婚発表はなぜ『有吉の壁』生放送だったのか? 恩人・有吉弘行の前で人生の節目を伝えた意味 #エキスパートトピ
お笑い芸人・もう中学生が3月25日、バラエティ番組『有吉の壁』(日本テレビ系)2時間生放送スペシャルに出演し、結婚を発表した。
放送前には、番組の公式Xが「生結婚発表あり」と、出演芸人の誰かが結婚発表をすることを予告。そして番組終盤、もう中学生が登場して43歳の誕生日を迎えたことをアピールしたあと、結婚を報告した。奇想天外なネタで楽しませるもう中学生らしい、サプライズ発表となった。
一方でもう中学生の中には、「結婚のことを伝えるなら『有吉の壁』で」という強い気持ちがあったのではないだろうか。
ココがポイント
有吉の壁【公式】毎週水曜よる7時!(@ariyoshinokabe)
もう中学生(@mouchumaruta)
テレビに出させてもらえなくなった時期(中略)救いの手を差し伸べてくれたのが、有吉がMCを務める日本テレビ「有吉の壁」
出典:スポニチ Annex 2021/12/13(月)
この先輩方に、この先の人生どうなってもいいから、ちゃんと東京で頑張ったねって思ってもらえるようにお笑い頑張ろうって
出典:日本経済新聞 2022/3/3(木)
エキスパートの補足・見解
もう中学生らしい温かいムードが広がる中、一人の視聴者として胸が熱くなった。なぜなら『有吉の壁』のメインMC・有吉弘行は、もう中学生のセカンドブレイクの恩人で知られているからだ。
2010年代前半、もう中学生はメディアに引っ張りだこの状況に。しかし、唯一無二の芸風がテレビ番組などとフィットしなくなり、仕事が減少。コロナ禍も重なり、芸人として行き詰まった。それでも一生懸命、インスタライブでネタを披露していたところを有吉が見つけ、自分の番組へと引き上げた。
かくいう有吉も、お笑いコンビ・猿岩石時代のヒッチハイク旅で人気を博した後、本人曰く「地獄」の低迷期を経験。しかしウッチャンナンチャンの内村光良が『内村プロデュース』(テレビ朝日系)に起用し続け、再ブレイクへと繋がった。
こうした経緯を踏まえると、有吉がもう中学生に手を差し伸べたことも自然な流れに見える。自らが内村に支えられてきた経験を、自身の冠番組を通して後輩へと繋いでいると言えるだろう。
今回の結婚発表は、芸人として再起を果たしたもう中学生が、『有吉の壁』の生放送という特別な場で、恩人である有吉の前で節目を伝えたものだ。そこには、単なる報告以上の意味が感じられる。