入院中の愛犬が火災で死亡、動物病院と和解成立 解決金100万円とHP謝罪文掲載
愛犬が火災で死亡したのは、入院していた動物病院が安全配慮義務を怠ったためだとして、飼い主の60代男性が都内の動物病院と獣医師を相手取り、300万円の損害賠償を求めていた訴訟は、東京地裁(森健二裁判長)で和解が成立した。和解は3月17日付。原告側が明らかにした。
●愛犬は一酸化炭素中毒で亡くなった
原告側によると、和解条項には、動物病院側が解決金100万円を支払うことや、2026年4月1日から1年間、病院のホームページに謝罪文を掲載することなどが盛り込まれたという。 訴状などによると、原告の飼い犬で5歳のミックス犬「ミエル」が入院していた動物病院で、2025年5月に火災が発生。ミエルは一酸化炭素中毒で死亡した。 原告側は、病院がバリカンの充電を放置するなど不適切な管理をしていたと主張して、債務不履行に基づく損害賠償を求めて提訴していた。
●原告「愛犬が戻ってくるわけではない」
和解を受けて、原告は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、次のように語った。 「今回の和解は納得して穏やかに解決したものではありません。愛犬が戻ってくるわけではなく、悔しさは残っています。 それでも、病院で起きた火災によって命が奪われたという事実と、自分の主張が認められたことを公に示すことができた。一つの区切りとして、ようやく愛犬に報告できると思い、和解に応じました」
弁護士ドットコムニュース編集部