「これ逃したら終わる」と思って転職と家を決めた話
スピリチュアルは苦手だ。
占いも信じないし、
「宇宙が導いてくれる」とか言われたら、普通に鳥肌が立つ。
でも、人生の大事な局面って、
理屈じゃなく「直感」と「勢い」で決まることがある。
悔しいけど、これは経験上そう。
私はこれまでの人生、
大事な決断はだいたい勢いでやってきた。
転職も、家を買うのも。
普段はケチで、スーパーで10円安い豆腐に執着するくせに、
清水の舞台から飛び降りる時だけ異常に速い。
自分でも意味が分からない。
転職:求人を見つけたのは「たまたま」だった
転職のきっかけは、転職サイトでもハロワでもない。
たまたまネット検索してたら、
たまたま求人が引っかかった。
完全に偶然。
「え、こんなのあるの?」って思って、
そのまま求人票を開いた。
そこに書いてあった条件が、ちょっと異常だった。
勤務地が現実的で、
勤務時間も現実的で、
時短勤務が可能で、
しかも正社員。
仕事内容も、私がやってきた経験がそのまま使えそうだった。
いや、何これ。
罠?
求人って、普通はどこかに地雷が埋まってる。
「条件いいじゃん」って思った瞬間に、
よく見ると“休日は会社カレンダーによる”とか書いてある。
そして会社カレンダーはだいたい地獄。
でも、その求人は違った。
「これ、奇跡の求人では…?」
っていう感覚があった。
もちろん冷静な自分もいた。
(いやいや、そんな都合いい話ある?)
(応募したら落ちるかもしれないし)
(受かったら受かったで、人生が動くし)
でも、そこで思った。
こんな求人、次にまた出会えるのか?
出会えない気がする。
だから、応募した。
応募した瞬間、まあまあ怖かった
応募ボタンを押した瞬間、手が冷たくなった。
やっちまった感がすごい。
あれって不思議なんだけど、
応募しただけなのに「もう後戻りできない」みたいな気持ちになる。
別に応募しただけだし、
落ちたら終わりなのに。
でも、気持ちだけは先に人生が進んでしまう。
「戻れない、進むしかない」って、
勝手に覚悟が決まる。
この感覚、転職したことある人なら分かると思う。
そして同時に、
今の職場のしんどさが頭に浮かぶ。
人間関係、仕事量、時短なのに残業、終わらない締切、
「誰かがやらなきゃいけない」みたいな空気。
あの世界にずっといる未来を考えると、
怖いのは転職じゃなくて“現状維持”の方だった。
だから私は、応募した。
勢いだった。
勢いで動けたのは「限界だったから」
勢いって、ポジティブな言葉みたいに聞こえるけど、
実際は「限界」から生まれることが多い。
余裕がある人は、慎重に考える。
でも余裕がないと、考える時間がない。
「悩んでる暇があったら動くしかない」ってなる。
私の場合は完全にそれだった。
悩むことに疲れたから、勢いで動いた。
人生を変える決断って、
だいたいそんな感じで決まる。
家:不動産屋のチラシで人生が動いた
家の購入も、似たような流れだった。
ある日、不動産屋で何となくチラシを見ていた。
そこで見つけた物件が、妙に刺さった。
立地が良い。
広さも十分。
「え、こんな条件でこの家あるの?」っていう感じ。
そして、そのまま内見した。
普通なら、ここで一旦持ち帰る。
家って高いし、人生が変わる買い物だし、
冷静になる時間が必要。
でも、私は冷静にならなかった。
内見したその日に、ほぼ決めた。
服を買う時ですらもう少し悩むのに、
家は即決だった。
今思い出しても、普通にやばい。
決め手は「もう二度と出会えない気がした」から
内見で「これだ」と思ったポイントは、
立地と広さ。
子どもがいると、家の広さって正義になる。
騒いでも気が楽だし、
散らかっても「まあいっか」が成立する。
そして何より、立地。
便利な場所で、広さもある家って、
だいたいすぐ消える。
「迷ってる間に他の人に買われたら終わる」
という現実がある。
だから私は、勢いで決めた。
転職と同じだ。
このチャンス、逃したらもう来ないかもしれない。
そう思ったら、
理屈より先に手が動いた。
もちろん不安はあった
ご近所とか全然見てないし
勢いで決めたと言っても、
不安がゼロだったわけじゃない。
むしろ不安しかない。
特に怖かったのは、ご近所。
家って、建物より人間関係が一番厄介だ。
隣人ガチャという概念がある。
でも私は、そのへんを丁寧に確認することなく進めた。
今思うと、怖すぎる。
勢いって、
ときどき正常な危機察知を殺す。
住んでみたら、普通に満足してる
そして結局どうだったかというと、
住んでみたら、普通に満足してる。
良かった点は、シンプル。
家が広い。
それだけでストレスが減った。
子どもが騒いでも気が楽。
小さい家だと、子どもの足音ひとつで
「うるさい!」ってなりそうになるけど、
広いと心に余裕が生まれる。
これ、思ってる以上に大きい。
ただし欠点もある。
冬寒い。夏暑い。
広い家の代償は、普通にそれ。
結局、家って「快適」か「光熱費」かの戦いなんだと思う。
私は「慎重な人」になれない
こうやって振り返ると、私はつくづく思う。
慎重な人になれない。
転職も、家も、
勢いで動いてしまった。
もちろん、勢いだけで人生を決めるのは危険だ。
それは分かってる。
でも現実問題として、
人生の大事な決断って、情報を集めれば集めるほど迷う。
完璧な答えは出ない。
むしろ迷いが増える。
「正解が分からないから動けない」
みたいな状態になる。
そして、そのまま何年も時間が過ぎる。
たぶん私はそれが嫌だった。
悩んで動けなくなるくらいなら、
勢いで動いて、後から調整した方がマシ。
そういうタイプなんだと思う。
勢いは、才能じゃなくて「覚悟」だと思う
勢いで動くって、軽く見えるけど、
実際は覚悟がいる。
転職も、家も、
一歩踏み出した瞬間に「もう戻れない」って思った。
怖かった。
でも、怖いからこそ、動いた。
あの時もし「慎重に考えよう」と言っていたら、
私はたぶん何も変えられなかった。
だから私は思う。
人生のターニングポイントで必要なのは、
情報収集でも、分析でもなく、
最後の最後は勢いだ。
直感と勢いで飛び込んだ先が、
たまたま正解だった。
それだけの話かもしれない。
でも、少なくとも私は今、
転職も家も「やってよかった」と思っている。
悩むくらいなら、動く。
私はこれからも、たぶんこのやり方で生きていく。
怖いけど。
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