P(灯織から、ささやきボイスの練習に付き合ってほしいと言われてこの部屋に来たが……なるほど、このイヤホンがダミーヘッドマイクに繋がってるんだな)
灯織「プロデューサー、始めても大丈夫ですか?」
P(うん、ちゃんと聞こえるな。ただ……灯織、別室だから俺は返事できないんだ)
灯織「あっ、どうしよう……プロデューサーの準備が出来たか確認する方法が……ううん、ここはプロデューサーを信じないと。コホン……では、風野灯織いきます……!」
P(ささやきなのにそんなテンションで大丈夫か……?)
灯織「……ねえ、これなんてどうかな? え? 何の話って? ふふ、決まってるでしょ。私たちの家、だよ。ほら、二人だけなら今でも充分かもしれないけど、将来的には子どももいるんだし」
P(灯織、いい調子だぞ)
灯織「やっぱり四人くらいは欲しいよね、体力的に考えるとやっぱり二十代のうちに出産は終わらせたほうがいいから、そうなると二年に一回のペース……念のため防音とかある家も探したほうがいいかな?」
P(灯織? 何の話をしてるんだ灯織)
灯織「えっ、二十代になる前に始めればもっと産めるんじゃないかって? もう、欲張りなんだから♡ それじゃあ今夜さっそく――」
灯織ー! どこにいるのー?
灯織「すみません、めぐるが呼んでいるので少しお待ちください」
P(途中から変な方向に行ってたからな……めぐるが来てくれて助かったかもしれない……)
凛世「……ふふ…………聞こえますか、プロデューサーさま……」
P(この声は、凛世?)
凛世「凛世も……練習をさせていただきたく……」
P(まあ、灯織が戻ってくるまでなら構わないか)
凛世「……いつもお仕事でお疲れでしょう? 本日は凛世が特別に……マッサージをしてさしあげます……」
P(凛世?)
凛世「……もみもみ…………ふふ……とても……硬くなっておりますね……♡」
P(言い方のせいか卑猥な感じに聞こえるぞ凛世……!?)
凛世「痛かったらお声がけください…………あっ、痛かったでしょうか? ふふ……ここはこんなに硬くなっているのに……こちら側は敏感なのですね……♡」
P(凛世……どこでそんなこと覚えたんだ……)
凛世「ですが……やはりここもマッサージしなければ…………それでは……痛みを和らげるため……ロ――」
凛世さーん!! 樹里ちゃんが呼んでますー!!!
凛世「……それではプロデューサーさま……本日はこれにて…………」
P(ささやきボイスは必ずしも卑猥な雰囲気にしなくていいって伝えないとだな……)
え、これでするの? 練習
そう、ダミーヘッドマイク
ふふ、顔じゃん
P(この声は……透と円香か)
透「えー、テステス。ワン、ツー」
そういうのいいから
透「へーい。えっと……」
ここから読んで。あと合わせるから
透「あー…………あっ、ヤバい。財布忘れたわ。ねぇ、キミ。キミだよ、キミ。出して、お金」
円香「はぁ……出さなくていい。これ以上コイツを調子に乗らせないで」
P(なるほど、両サイドから不良にからまれるシチュエーションって感じか……)
透「ジャンプしてよ。ほら、チャリンっていった。持ってるじゃん。ほら、出せって」
円香「出すなって言ってるでしょ。男なんだから、ビビるなって」
透「出して。出ーしーて」
円香「耐えろ、絶対に出すな」
透「出ーせ♡ 出ーせ♡」
円香「出すな♡ 出すな♡」
P(……なんなんだこの状況は…………?)
透「出してくれたら、あとでいい事してあげるからさー」
円香「じゃあ、我慢できたら私がイイコトしてあげる♡ もちろん……い・ま♡」
透せんぱーい! あっ、いたーー!!!
んー? 何ー?
円香「ふふ……よく我慢できました♡ ちゃんとイイコトしてあげますよ、ミスター・チェリーボーイ」
P(…………わかっててやったな円香? さすがにお説教したほうがいいかもしれないな)
?「…………れろ……ちゅっ…………んっ……ふ……」
P(今度は何だ……咀嚼音か……? 誰だ……?)
?「ずちゅっ……ぢゅるる〜…………ふぁ……んふー……はへ、わらひはらへれひょー?」
P(この声……摩美々か!)
摩美々「ずずっ……んんっ…………はむ……ぢゅ〜……ぷはっ…………ふふー……んあー……いっふぁいれふれー……ごくんっ……すっごいドロドロ♡ ……濃かったですよー……♡」
P(隠す気もなく露骨にそういう方向に持っていったな……)
摩美々「もしかしてー……変な妄想してますかー? アイス食べてるだけの私にー? ふふー……そんな変態さんには、お仕置きをしないとですねー」
P(まだ何かあるのか……)
摩美々「……れろ…………ちゅぱっ…………ふーっ……もーーっといっぱい……我慢出来なくなるまで……私の息遣いを聴かせちゃいますー。ふーっ……」
P(頼む……灯織……! 早く戻ってきてくれ……!)
摩美々ー? そがんとこで何しよーとー?
摩美々「んー? まあー……練習的なー。沼落ち確定ー」
摩美々ばっかりずるかー! うちも練習するばい!!
摩美々「あっ」
せーーのっ
恋鐘「ば 〜 り ば 」
――こうしてダミーヘッドマイクとプロデューサーの鼓膜は壊れてしまったのだった。
どこで…どこで買えますか…