はしかの流行に注意!
2026年3月25日・水曜日 パーソナリティ:大島由香里
今朝は「世界のグルメ」をテーマにメッセージを募集しました!
■5:40~ 「BRAND-NEW TOPICS」
ジャーナリストの清水克彦さんに
日米首脳会談、イラン情勢、新年度予算
について解説していただきました。
■6:10~ 「BRAND-NEW COLLECTION」
毎週水曜日は、気になる「カラダと心と健康のはなし」
今朝は「はしかの流行」について
五良会クリニック白金高輪理事長で竹内内科小児科医院院長の
五藤良将先生にうかがいました。
はしかは国の感染症データによると、
今年3月11日時点で全国100例が確認されています。
はしか は麻疹ウイルスによる急性感染症。
最大の特徴は感染力で、1人の患者から12~18人にうつり、
免疫のない方が感染者と同じ空間にいると約90%が発症します。
感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染。
症状の経過が重要で、感染してから10~12日は完全に無症状、
この間は他の方にうつすことはありません。
問題はその後です。
38度前後の発熱・咳・鼻水という「風邪そっくりの症状」が
2~4日続きますが、この時期が最も感染力が強いんです。
本人は「風邪かな」と思って出勤・通学してしまう。
これが感染拡大の最大の要因です。
その後、39~40度以上の高熱が再燃して、耳の後ろから全身に発疹が
広がります。発疹が出て初めて気づきますが、その頃にはすでに周囲に
広がってしまっています。合併症で肺炎・脳炎を起こすこともあり、
有効な治療薬がないため予防が唯一の手段です。
流行の背景に「免疫の谷間」という問題があります。
1979年から2000年生まれ——今の25歳から46歳——は
1回しか接種を受けていない方や、接種歴が不明な方が多い世代です。
ただ、2回接種を受けている方は重症化リスクが大きく下がりますので
過度に恐れず、まずは母子手帳で接種回数をご確認ください。
ワクチンを2回接種してしっかり免疫がついた方は
数十年単位で抗体が維持されます。
数値が多少下がっても免疫記憶は残っていることが多く、
重症化予防効果は期待できます。
心配な方は採血で「麻疹IgG抗体検査」を受けられます。
ワクチンは生ワクチンですので妊娠中は接種できません。
妊娠前に2回接種を完了しておくことをお勧めします。
授乳中は接種可能です。
副反応は接種後5~12日頃に微熱や軽い発疹が出ることがありますが、
軽くて一過性です。
重篤なものは極めてまれで、30分の院内待機で対応できます。
接種歴が不明な方は「未接種」と考えて2回接種するか、
抗体検査を受けてから医師と相談して決めていただくのがいいと思います。
海外に渡航される方はご注意ください。
ワクチンを接種してから免疫がつくまでに約2週間かかりますので、
出発の2週間前までに接種を完了しておいてください。
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