傷害の罪で逮捕、起訴された佐藤紗希被告(TikTokより)
拘置所から送ったAさんの母親への手紙の内容とは
「前回の被告人質問まで、『Aさんが自傷した』などと嘘をつかれていて、Aさんはどんな気だったと思いますか?」
検察官からの質問は冒頭から厳しい口調であった。声を震わせながら「腹が立ったと思う」と答える佐藤被告。
検察官「腹が立っていたAさんが示談に応じてくれたのはどうしてだと思いますか?」
佐藤被告「……(少し間を置き)お金で解決したがってるとは聞いたことが」
検察官「お金がほしかったから、示談に応じたと言うんですか」
佐藤被告「100%そうとは言えませんが……」
全体としては反省の言葉を述べつつも、何か主張したい点は残っている感じがした。
検察官は300万円で示談が成立し、Aさんから執行猶予を求める言葉を得ているが、指と乳首を欠損している中でその言葉がAさんの真意だと思うかを聞いた。佐藤被告は「わからない」と答える。一連の公判を傍聴しているが、あまりに歪な関係性の二人の真意は、佐藤被告同様「わからない」と思う気持ちにもなる。
検察官「あなたは拘置所から、Aさんの母親に向けて『この事件はAさんの自傷なんです』と嘘の手紙をあろうことか裁判期間中に送ってますね」
佐藤被告「はい」
検察官「事件以降の対応も非常に悪いですよね」
佐藤被告「Aさんのお母さんとはすごく仲良くさせてもらってたので、誤解されたくなくて……」
検察官「誤解じゃなくて、あなたがしたことですよね。詳細に嘘の内容を書いてますよね!」
佐藤被告は何も答えることができなかった。
いまだ心情の深い部分では明らかになっていない箇所があるとも感じるが、一連の証拠調べを終え、4月の公判で検察官の求刑、佐藤被告の最終陳述などを予定している。
世間を脅かしたこの猟奇的な犯行は、法的にどのような評価がなされるのか注目されるところである。