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【物議】再編する中学校の新たな校名 特攻機と同じ「桜花」に市民団体が意見書 福岡・大牟田市

2025年12月19日 18:52
【物議】再編する中学校の新たな校名 特攻機と同じ「桜花」に市民団体が意見書 福岡・大牟田市

福岡県大牟田市に新たに開校する市立中学校の校名案が「桜花(おうか)」に決まりました。太平洋戦争で使われた特攻機と同じ名前であることに、地元では波紋が広がっています。

大牟田市などを拠点とする11の市民団体の代表者たちが19日、大牟田市の教育委員会に意見書を提出しました。

■新谷肇一さん(81)
「決められたらしょうがないという面もありますが、それはやめてくれと。もっと子どもたちに話をね。」

大牟田市は2027年4月、甘木中学校と白光中学校を新しい1つの中学校として再編する予定です。

2つの中学校の校長やPTAなどでつくる協議会は、ことし9月、新たな学校の名前を地元の生徒や教職員、保護者などから募集しました。

協議会は寄せられた340の案を「桜花」と「椿輝(つばき)」に絞り込み、決選投票の結果、「桜花」を最終案として市の教育委員会に答申しました。

物議を醸しているのは、この「桜花」という名前です。

■新谷さん
「(桜花は)特攻兵器の名前だったと知った上で、子どもたちも含めて判断すべき。」

鹿児島県の鹿屋航空基地史料館によりますと、「桜花」は母機につり下げられたまま敵艦に近づき、切り離されたあとは目標に向かって人が乗ったまま体当たりをするもので、「人間爆弾」ともいわれました。

市の教育委員会の担当者は、「桜花」という学校名に込められた思いについて。

■大牟田市教育委員会 学校再編推進室・松尾智美 室長
「中学校の生徒さんが応募してこられた校名です。桜がきれいな花を満開に咲かせるように、一人一人個性を咲かせられる学校になってほしい。」

選考の過程で、特攻機と同じ名前だという議論はなかったということです。

地元も賛否が分かれています。

■地元の人
「名前が変わる意味合いも含め、戦争をイメージさせるのなら、やめた方がいい。」
「市民団体の方が反対されるというのは分かるのですが、難しいですね。どっちがいい、 どっちが悪いというのは答えづらいですね。」
「嫌な気持ちになる方がいるとは感じますけどね。私はそんなにしないですけれど。」

市の教育委員会は、市民団体の意見書を検討した上で審議するとしています。

最終更新日:2025年12月19日 18:52
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