最後の中東発原油タンカー、22日に日本到着へ-地図から消える船の列
菊間で製油所を運営する太陽石油の広報担当は原油の調達に関してはコメントを控えると話した。四日市に製油所を持つ出光興産やコスモエネルギーホールディングスの広報担当もコメントを控えた。
米国産原油の輸入は珍しいものではない。数量は多くないものの、定期的に購入されている。財務省の貿易統計によると、2025年に日本は米国から輸入した原油は約526万キロリットル(約3300万バレル)で、全体の3.8%を占めた。
政府は代替調達を模索しており、19日に開かれる日米首脳会談で米側に対し、アラスカ州からの原油の調達を要請する方向で調整しているとNHKが17日に報じていた。
ロシア産原油
ロシア産原油も代替調達の候補として浮上している。米財務省は12日、制裁対象となっていたロシア産原油について、すでに海上輸送中のものに限り購入を容認すると発表した。これにより、アジア海域を航行する約30隻のタンカーに積まれた原油や石油製品が購入可能となった。ブルームバーグがまとめたデータによると、これらのタンカーには少なくとも1900万バレルのロシア産原油と31万トンの石油製品が積まれている。
ロシア産原油や石油製品を巡っては、22年の同国のウクライナ侵攻を機に主要7カ国(G7)など先進国が経済制裁を導入した。日本では、ロシア産原油の取引価格に上限を設け、それを超える価格で取引される分について、経済産業相の確認書がないと輸入できないルールになっている。
例外として、日本政府や企業が出資する液化天然ガス(LNG)プロジェクト「サハリン2」で副産物として生産された原油については輸入しており、25年のロシアからの輸入量は約9万5000キロリットルだった。
赤沢亮正経産相は15日、制裁対象となっているロシア産原油の輸入については総合的に判断すると述べた。
--取材協力:Serene Cheong、香月夏子.
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Yuji Okada, Yasufumi Saito