「苦渋の決断」個人経営スタンドでガソリン入荷2週間ストップ 数量制限と高値仕入れの現場
山形放送
石油元売りの系列店ではない個人経営のガソリンスタンドでは入荷が滞る事態が発生しています。南陽市のガソリンスタンドでは、ガソリンの入荷が一時ストップし給油する量を制限する対応がとられました。 南陽市にあるガソリンスタンドでは18日午前、宮城県からガソリンが運ばれていました。こちらのスタンドでは、中東情勢の緊迫化に伴い、5日を最後にガソリンの入荷がストップしていました。およそ2週間ぶりの入荷となります。 Mugen GasStation高橋昭一・サブマネジャー「この先も不安定なところはあるがとりあえず入荷したことで少しでも皆さんに安定供給できるように今後も頑張っていきたい」 このスタンドは南陽市で障がい者の就労支援などを行う企業が運営しています。 ガソリンの入荷がストップした影響で、12日から15日までの4日間給油する量を制限する対応をとったということです。レギュラー、ハイオク、それに軽油について、最初は1台あたり20リットルまでその後さらに15リットルまでに量を制限し、最終的には2000円分、量にして11リットルほどまでと制限をかけました。 このスタンドは、石油元売りの系列店とは異なり個人経営となっています。元売りが生産し余ったガソリンや軽油を商社などを通じて安価に購入し提供できますが、今回のように輸入が滞った場合、元売りが系列店との取引を優先するため個人経営の店は商品が入荷されない事態となります。 Mugen GasStation安部誠・マネジャー「数量制限をかけているという説明をしたがそれで納得してもらえるお客さまもいるしガソリンがないので非常に困ると言うお客さまもいた」 ガソリン価格を抑えるため政府は19日補助金を再開します。しかし、スタンドでは18日入荷をしたため、仕入れ価格が高い状態での購入となりました。18日の入荷を逃すと今度はいつ入荷するか分からないという状況のなか利用客への安定した給油を目指した決断でした。 Mugen GasStation安部誠・マネジャー「仕入れ価格が高くなれば当社としても非常に厳しい状況ではあるがお客さまに提供することが一番だと思っているので背に腹は代えられない苦渋の決断」 今後について安部さんは早い段階での原油輸入の安定化や、それまでの補助金継続による価格安定を政府に対し求めています。