美琴「プロデューサーって私より年下なんだよね」
シャニPは25歳のMEMちょと同年代だと言っていた。同年代ってことは美琴さんより年下の23歳の可能性もあり得る!
そんな世界線のお話
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プロデューサー「あぁ、そうだな。年下と言っても23だから美琴一個しか違わないんだけどな。それはどうしたんだ?」
美琴「なんだか不思議だなって思って」
プロデューサー「あー……やっぱり敬語の方がいいかな?失礼だよな、年上に対してタメ口なんて」
美琴「ううん、違うの。それは私がお願いしたことだから。それに、今から敬語で話されても慣れないと思うから」
プロデューサー「そうか?それじゃ、ん、んっ……これでどうでしょうか、美琴さん。いつもの失礼な態度、申し訳ありませんでした」
美琴「ふふっ……うん、やっぱりいつもの方がいいかな?そのままだと少し壁を感じて寂しいかも」
プロデューサー「ははっ、そんなオーバーな。でも、俺もいつもの方がいいかな。美琴が許してくれる限りは今のままでいくよ」
美琴「ありがとう、プロデューサー」
プロデューサー「お礼を言うのはこっちだよ。でも本当にどうしたんだ、急にそんなこと言い出して」
美琴「別に大したことじゃないの。にちかちゃんとはづきさんのやりとりを見てて、もしも私に弟や妹がいたらどんな感じなんだろうって思って」
プロデューサー「確かに2人は仲がいいけど……それってにちかじゃダメなのか?」
美琴「にちかちゃんにははづきさんがいるから、私じゃ本当のお姉ちゃんのようになれないと思うの。そしたら、プロデューサーが年下なの思い出して」
プロデューサー「それで最初の質問ってわけか。うーん、美琴がお姉ちゃんか俺にも想像できないなぁ」
美琴「私じゃやっぱり無理かな?」
プロデューサー「そうじゃなくて、俺も兄弟がいないからわからないんだ。どういう風に接すればいいのかさ」
美琴「そうなんだ。プロデューサーは私と同じ一人っ子なんだね。……ちょっと嬉しいかな」
プロデューサー「お姉ちゃんか……うーん、ごめんな、力になってあげられなくて」
美琴「一人っ子同士だからね。2人で考えてもわからないと思うの。誰か参考になる人がいればいいんだけど……」
プロデューサー「うーん、参考になる人か……確か弟がいるのは千雪や愛依だけど2人とも丁度撮影だし、それから……」
ガチャ
智代子「お疲れ様です!あれ、何か考え事ですか?」
プロデューサー「そうだ!智代子だ!」
美琴「どういうこと?」
プロデューサー「智代子には歳の近い弟がいるんだ。弟のことなら智代子に聞けばわかるかもしれない」
美琴「そうなんだ。なら、丁度いいね」
智代子「え、あの、どうしたんですか?もしかして、私なんかしちゃいましたか!?」
美琴「ねぇ、智代子ちゃん」
智代子「は、はい。えぇちょ、美琴さん。ど、どうしましたか?」
美琴「弟について教えてくれないかな?」
智代子「………………え?」
******
智代子「なるほど、そういうわけですか」
美琴「ごめんね、あんなこと急に聞くのも変だよね」
智代子「あっ、いえいえ、変だとは思ってませんよ。ただちょっとビックリしちゃっただけで……」
智代子(いや!?話聞いてもわからないよ!?え、プロデューサーさんが弟!?しかもなんでプロデューサーさんもちょっと乗り気なの!?)
プロデューサー「……智代子?」
智代子「あっ、はい!?」
プロデューサー「なんか神妙な顔つきしてたけど大丈夫か?」
智代子「も、勿論大丈夫ですよ! それにしてもプロデューサーさんが弟ですか」
プロデューサー「ははっ、俺もいまいちピンとこないけど、弟がいるってどんな感じなのか気になるんだ。よかったら教えてくれないか?」
美琴「お願い、智代子ちゃん」
智代子「わっわっわ!?そんな頭下げないでくださいよ!?私でよければ全然力になりますから!……ただ……」
美琴「ただ?」
智代子「果たして私の家が参考になるかどうか、チョコっと……不安なんですよね」
プロデューサー「そうなのか?前に聞いた時は仲良いって話だったよな?」
智代子「仲はいいと思いますよ。昔は喧嘩とかもしましたけど最近だと全然ですし」
美琴「喧嘩とかするんだ……」
プロデューサー「兄弟だとよく喧嘩するって聞くけど、あの弟さんと喧嘩する智代子の姿は想像できないな」
智代子「そりゃしますよー。まぁ、理由なんて大したことじゃないんですけどね」アハハ……
美琴「どんな理由で喧嘩するの?」
智代子「えぇ!?そこ聞いちゃいます!?えぇ…っと、その……食べ物関係が多いですかね……ははは……」
美琴「食べ物?」
智代子「その……プロデューサーさんはご存知だと思いますけど、ウチの家族って結構食べるんですよ」
プロデューサー「前にそんなこと言ってたな」
智代子「それで、その夕飯の唐揚げとか大皿で出されるんですけど、あっちは多く食べた、私が少ないとか……そんなことでしょっちゅう喧嘩してましたよ」
美琴「おかずの取り合い……これはちょっと無理そうかな」
プロデューサー「確かに、美琴と食事を取り合う姿は想像できないな」
美琴「むしろプロデューサーには私の分も食べてもらうかもね」
プロデューサー「ははっ、俺もよく食べる方だしな。美琴は残した分も喜んで食べちゃいそうだな」
美琴「うん、その時はよろしくね」
智代子「……」
智代子(なんだろう、この甘い空間!?なんで一緒にご飯食べることになってるの!?)
智代子(もしかして私って2人のイチャつきのダシにされてる!?)
美琴「他には何かあるの?」
智代子「え、あ、暇ですか。他、他……今は私も忙しいのでアレですが勉強を見てあげることもありましたね」
美琴「勉強じゃ……見てあげられないね」
プロデューサー「そうだな、美琴に仕事させるわけにもいかないしな」
美琴「だったらプロデューサーもアイドルになってみる?それなら教えられることもあるけど」
プロデューサー「ははっ、それはありがたいけど遠慮しておくよ。今はこうやって美琴達のために働くのが一番だからさ」
美琴「……ありがとう。でもプロデューサーも無理はしないでね」
智代子(なんでろう……今のが一番お姉ちゃんっぽいし私いらないんじゃないかな……)
智代子(あっ、そうだ!)
智代子「プロデューサーさんちょっとしゃがんでもらってもいいですか?」
プロデューサー「あ、あぁ……いいけど、どうしたんだ?」
智代子「チョコーっとだけお付き合いお願いします。こうやってしゃがんで、それで」ナデナデ
プロデューサー「ち、智代子!?」
智代子「頭を撫でてあげたりもしましたね。今は恥ずかしがって弟もやらせてくれませんけど」ナデナデ
美琴「そうなんだ。頭を撫でる……か」
プロデューサー「ち、智代子、分かったからもういいんじゃないのか?」
智代子「まぁまぁ、いいじゃないですか。普段はプロデューサーさんの方が背が高いのでこういうこと出来ませんし」ナデナデ
プロデューサー「だ、だけどなぁ……男の頭を撫でるなんて嫌だろう」
智代子「そんなことないですよ!プロデューサーさんの髪質って結らかいんですね。なんだか癖になりそうな……」ナデナデ
「……そんなにいいのでしょうか?」
智代子「うん、なんだろう触り心地がいいっていうか……安心感っていうか。撫でてると香る髪の匂いもいいっていうか」
「そう、でもいつまでそうしてるのかしら?」
智代子「もうちょっとだけ、こういう機会って滅多にないし恥ずかしがってるプロデューサーさんも見れて役得っていうか……え?」
ガシッ
凛世「では……その触り心地について……凛世にもよく聞かせてください……」ゴゴゴゴゴ
夏葉「そうね。向こうでちょっとお話ししようかしら」ゴゴゴゴゴ
智代子「あ、はは……は……。お、おはよう、凛世ちゃんに夏葉ちゃん……なんだかちょっと……か、顔が怖い気がするけど……」
凛世「はて……そうでしょうか? それはきっと……園田さんの勘違いで……ありましょう」ゴゴゴゴゴ
夏葉「そうね、だって私たちこんなに笑顔じゃないの。ねぇ、園田」ゴゴゴゴゴ
智代子「か、顔は笑顔だけど……目が笑ってないっていうか……、というよりもなんで苗字呼び?」
凛世「なんのことやら……さて参りましょう。では……失礼いたします……」ゴゴゴゴゴ
夏葉「そうね、行きましょう」ゴゴゴゴゴ
智代子「あっ、ちょっと引っ張らないで、夏葉ちゃん!?凛世ちゃん!?もうちょっと、もうちょっとだけ堪能させて……あああああぁぁぁぁ………」
バタン
美琴「どうしたんだろうね、あの子たち」
プロデューサー「さぁ?だいぶ慌ただしく出ていったけど用事でもあるのかな?」
美琴「あっ、そうだ。プロデューサー」
プロデューサー「えっ、あ……」
美琴「私なら、背伸びして手を伸ばせば届くから……」ナデナデ
プロデューサー「み、美琴まで……」
美琴「ふふ、顔真っ赤だね。でも、ちょっと不思議な気分。こうやって誰かの頭を撫でるなんて」ナデナデ
プロデューサー「俺もだよ、さっきもだけど普段は皆にやるけど俺がやられるのはないからさ」
美琴「だったらこれからは私がやってあげるね。プロデューサーさんのお姉ちゃんとして」
プロデューサー「ははっ、美琴お姉ちゃんには敵わないな」
ガチャ
にちか「お疲れさ……ま……ってうわっ!?何やってるんですか!?」
美琴「にちかちゃん、お疲れ様」ナデナデ
プロデューサー「にちか、違うぞ!?こ、これは!?」
にちか「いいからプロデューサーさんも美琴さんも離れてください!担当アイドルに頭撫でさせるとか何考えてるんですか!」
プロデューサー「ちがうんだ、これは事情があって!?」
にちか「美琴さんもこんな変なこと頼まれても無視してもいいんですからね!」
美琴「別にお姉ちゃんとしてやってあげてただけだけど」
にちか「はっ!?お姉ちゃん!?美琴さんに何やらせてるんですか!?」
プロデューサー「違うんだ、これにはちゃんと事情があってだな」
にちか「事情とか関係ないです!こんな変態なプロデューサーにはパンチですよ!パンチ!」
プロデューサー「待てにちか、取り敢えず話を聞いてくれ!」
ワーワーキャーキャー
美琴「仲良いね、2人とも。ちょっと羨ましいかな、本当の家族みたいで」
後日事務所ではプロデューサーの姉として頭を撫でる美琴の姿が度々見られるようになった。
それを目撃したアイドルたちによってプロデューサーの頭を撫でる行為が流行るようになるのはまた別の話……。