「体重61キロ→“20キロ”増量」「1日6食生活」木原龍一の“知られざる肉体改造”ウラ側…三浦璃来を投げ上げる“強靭な筋肉”を生んだ「最大の原動力」
失敗すれば、パートナーに大ケガをさせる競技
当初の、とにかく量を食べる試み、質を重視して鶏肉ばかりを食べる試み。いずれも実行するのは容易ではない。苦痛ですらある。トレーニングもまた、地道なものだ。 それでも実行してきて今日につながっている。その努力の支えになっているのは、ペアを組む相手への責任にほかならない。高く掲げてそこから落としてしまえば、大怪我につながりかねないからだ。 例えば2018年の国際大会で、アメリカのペア、アシュリー・ケイン/ティモシー・ルデュクが演技中、リフトで失敗したためにケインが頭から落下、失神するアクシデントがあった。 また、これはアイスダンスの例になるが、2022年北京五輪代表の小松原美里が2019年、練習中の転倒により脳震盪その他外傷を負い、2度にわたるリハビリのため、いくつかの大会の欠場を強いられたことがある。 また公表はしなくても、練習中に落下した経験を持つペアの女子選手はまれではない。 「パートナーを絶対に落とさない」 その責任を自覚するからこそ、木原は地道に身体をつくりあげてきた。
一方、女子選手が鍛える要素は…
それは木原に限らない。ペアの男子選手は、トレーニングに励む。ミラノ・コルティナ五輪のペアには、三浦・木原とともに、長岡柚奈・森口澄士が出場した。森口もペアに挑むようになってから、筋力トレーニングなどでそれに即した身体づくりを行ってきた。 また、2023-2024シーズンから清水咲衣とともにペアに挑戦、2024年にはジュニアグランプリファイナルに出場した本田ルーカス剛史(今シーズンは籠谷歩未と活動)も、ペアに挑戦して1年の段階で「体重を5kgくらい増やしました」と語っている。 男子ばかりではない。女子選手もまた、努力を惜しまない。 体重のコントロールも考慮しつつ食事を管理し、持ち上げられたとき、あるいは投げ上げられたときの安定した姿勢のため、体幹を中心に鍛える。それが男子選手の負担を減らすことになる。 相手を思い、筋力や体重も含めた身体づくりに励み続ける。その時間が、氷上での迫力ある、そして華麗な演技を生み出している。
(「オリンピックへの道」松原孝臣 = 文)
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