「りくりゅう」三浦璃来、木原龍一ペアの金メダル支えた食事とは スポーツ栄養士が明かす
木原選手に刺激を受け、昨年から三浦選手も加わった。
それまでは体重管理を意識しすぎて食事量が少なく、特に朝食が足りていなかった三浦選手。体脂肪を増やさず練習に必要なエネルギーを確保するため、西山さんは、朝昼の食事に重点を置いて夕食を軽めにすることを助言した。
さらに、「乳製品が苦手と聞いたので、牛乳はカフェオレにしたり豆乳で代替したりすること、塩分の取りすぎで体がむくまないよう鍋料理の汁は飲み干さないことも伝えました」
三浦選手からは「(サポートが始まった)今シーズンは一度も体調不良になっていないんです」と、うれしい報告があった。
けがが治りやすい、疲労回復が早くなるという〝魔法の食材〟は存在しないが、人の体は食べ物によってつくられている。西山さんは「食事は大事。そのベースを整えるアドバイスをしたことで、少しは(好成績の)お手伝いができたかな」と顔をほころばせた。
欠食せず、一汁三菜とる
西山さん直伝の「アスリートの食事」は、決して特別なものではない。
ポイントはたった2つ。1日3食とること。バランスの良い食事をすること。基本は一汁三菜。そこに、一般の人は1日1回、アスリートは1日3回、乳製品と果物を加える。
ただし、「1日3回、一汁三菜をきちんととる人はまずいない」と西山さん。「アスリートだって、ファストフードやコンビニ弁当で済ませることもあります。毎食きちんとできなくても、1日や数日の中でバランスを取ればいい。欠食することなく、基本の食事を頭に入れて、食事の自己管理ができるようになるのが一番。それは、アスリートも一般の人も同じです」と説いた。(田中万紀)