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Pを依存させた美琴さんに食ってかかるヤンデレ冬優子/Novel by VMAX珈琲

Pを依存させた美琴さんに食ってかかるヤンデレ冬優子

5,070 character(s)10 mins

Pを依存させた、共依存美琴さんとそんな悪い美琴さんからPを守りたい冬優子の話。
Pに依存している美琴さん8話で教会で告白したと思ったら自殺未遂・殺人未遂した話が前日談としてあります。だったら依存美琴さんシリーズで出せ、って話ですが、こういうことがあったら冬優子とか浅倉はどう反応するのか知りたかったし、依存美琴さんシリーズはなんだかんだハッピーエンドにはならないかもだけどどちらにしてもPみこで終わりそうだから、こっちでも続きを書くことにしました。
要はPみこルートと美琴と冬優子と浅倉のヤンデレルートの併用で話を書く感じ。
修羅場書くの嫌いなんですけどなんかこっちの方が読んでもらっているみたいなんで、試しにこっちでも書いてみます。

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※Pに依存している美琴さんシリーズの第8話懺悔室の話を読んだ後だともっと面白いとは思います。

「・・・・・・あんた、あいつに何したの」
「・・・・・・何の話?」

あの教会でのことから、3日後。
冬優子ちゃんに一言電話で呼び出されて。
私は事務所近くの公園に来た。
ブランコに座る冬優子ちゃんを見つけて、何なの?と一言、いうと。
身に覚えのある質問が返ってきた。

「あんた、言ってたでしょ。あいつにひどいことするな、って。それで。あんたはあいつに何したのよ」
「そんなこと、冬優子ちゃんに話す気はない。関係ないでしょ、冬優子ちゃんは」
だって、見せつけるつもりだったから。
「そんなこと、聞きたいだけなら私は─」
「・・・・・・ッ!!」
突如。
視界が揺れて。
追って、頬に鈍い痛みを感じた。
「・・・・・・・・・・・・いくら、平手打ちでも、アイドルの顔、殴るなんて。ひどいことするね」
「あんたがあいつにしたことの百倍はマシよッ!!被害者ぶらないで・・・・・・・!!」
「・・・・・・・」
胸ぐらまで掴んできて。
苦しい。
離して欲しいな。
「あんた、あいつのこと、殺そうとして、まだそんな態度取れるの?どんだけ性格腐ってんのよ」
でも。
よかった。
分かってくれてたんだ。
「今日、プロデューサーに会ったんだね」
「・・・・・・あれ、わざと隠させなかったんでしょ。本当に、あんた、ふざけるんじゃないわよ」
「首にキスマークつけなかっただけ、まだマシじゃないかな」
「今ここで、あんたにもあいつとお揃いの印、つけてやってもいいのよ」
「冬優子ちゃんからは貰いたくない」
そんなこといったから。
思いっきり地面に叩きつけられた。
この子、こんなに力がある子だったんだ。
こんなに人から負の感情を直接ぶつけられたの、久しぶりだ。
プロデューサーに出会ってからは。
きっと、あの人がこういうことにならないように守ってくれていたのかな。
「・・・・・・気持ち悪い。あんた、何笑ってるの。ほんとに・・・・・・気持ち悪い」
「プロデューサー、約束守ってくれてたんだ・・・・・・よかった。だってみんなにみてもらえるでしょ・・・・・・締め痕」
「あんたもうあいつに近づかないで」
「どうして」
「説明しなきゃ分からないぐらいあんたはおかしくなっている。頭、おかしいのよ、あんた」
これ、と冬優子ちゃんはスマホを取り出す。
「今の自白、録ったから」
確かに。
スマートフォンの画面は録音中。
既に5分前から記録していることを示している。
「だから?」
「これを社長やはづきさんに聞かせてあげる。あんたはもう終わり」
「そんなモノ、プロデューサーが揉み消すよ」
「どんだけ、自惚れてるのよ。何様のつもり?」
「私は」
私は。
私は、そう。
「カミサマ」
そう─
「・・・・・・プロデューサーの、カミサマ」
「・・・・・・・・・・・・イカれてるわ、あんた」
理解なんて、できないだろう。
この子には。
でも、事実だから。
冬優子ちゃんがたとえ私がプロデューサーにしたことを、してあげたことをバラしたところで。
あの人は。
私を必死に庇う。懇願する。嘘をつく。欺罔する。
でなければ。
あの人は、自分が死のうとしたから。
私の夢を壊すことになってしまうから。
私と離ればなれになってしまうから。


あの日。
彼の死は、もう私だけのモノになった。
彼は、私に失望されたと思って。
生命を断とうとした。
自らの手で、死のうとした。
だから、止める必要があった。
私は彼の死なんて、望んでいないから。
だから、止めるならば。
別に、ネクタイで無理やり死のうとしている彼の手を掴んであげればよかった。

だけど。
私にそのとき、生まれた感情は。
私の願いとは裏腹に。
全く真逆の感情で。

殺意だった。

殺そう、じゃなくて、死んでもいいなって感情。

今ここで、死のうとしている彼を。
私の手で、直接、殺すことで。

彼の中で、私が絶対になれる。
彼の人生で、最期に見るのは、私になる。
彼の人生のすべてが、私になれる。

そういうのも、いいなって。

そんな誘惑に負けそうになったことは、否定できない。

けど、もっといいことを思いついた。

ここでは、殺さないであげる。

死ぬ寸前まで、首にかけた手に力を込めて。

理解させた。

死ぬ苦しみを。
息苦しさを。
生きたいという本能を。

そして。

貴方に死をあげられるのは私だけ。

貴方じゃない。

貴方には、貴方自身の判断で、自由に貴方を殺す権利なんて。

ない。

それは、私しかもってない。

貴方のことが大好きで。

貴方の大好きな、私。

だって、私は貴方の、カミサマだから─


「だからね、冬優子ちゃん。私は、あの人の『絶対』に、なれたの」




はたして。
結局は。
予想通りになった。


プロデューサーは社長に何を聞かれても。
知りません、そんな事実はありません、答えられません、って。
美琴は一切悪くないって。

私のことを庇った。

その後、社長室から出てくるプロデューサーに対して。
冬優子ちゃん、すっごく怒ってた。

プロデューサー、可哀想だった。
あんなに怒らなくてもいいのに。

プロデューサーが冬優子ちゃんの望む回答なんて。
いえるわけがないのに。


─────────


プロデューサーがあの女のことを庇って。
社長に対しても何もろくなことを言おうともしない。

対して。
社長室から出たあともプロデューサーをなんとか説得しようとしてる私を見ていたあの女は。
勝ち誇ったかのようにほくそ笑んで。
余裕綽々で、私たちを横目に、レッスン場の鍵をもって、事務所を出た。

その態度には腸が煮えくり返りそうだったし、いまこの場で、あいつのこと、ぶん殴ってやりたかったけど。
それで。
プロデューサーにめちゃくちゃ迷惑掛けちゃうのも、目に見えているし。
こいつのためにもならない。
私がスッキリするだけ。

それに。
今は、やらなきゃいけないことがある。


「もういいから。あんた、しばらく仕事休んで。頭冷やして」
「・・・・・・俺がすべて悪いのは認めるけど、流石に休職までするほど─」
「あんたはおかしくなってる。少なくとも、今回のことが、あんたが全部悪いって思っているなら。あんたは相当おかしくなってる・・・・・・あの女のせいで」
「・・・・・・美琴は関係ないよ」
「あの女はそうは思ってないみたいよ。あの女はあんたにしたことを認めた。関係あるないどころの話じゃない。あいつが全ての元凶よ」
そういっても。
必死に緋田美琴を庇うこいつには、いま、私の言葉は届かない。
頭ごなしに否定したところで、こいつには届かない。
こいつには時間が必要だ。
ちゃんと自分を見つめ直す時間。
あの女を忘れるための時間。
「はぁ・・・・・・・・・・・・悪かったわ。あんたが嫌っていうならあいつのことを告発するのやめるわ」
「・・・・・・ありがとう・・・・・・冬優子。そうしてくれると本当に助かるよ」
だから。
時間を作ってあげよう。
「朝から変なことに付き合わせて悪かったわね。もうああいう事はいわないから・・・・・・それにしてもあんた、眠そうね。これから営業なんでしょ。ちゃんと起きられるようにコーヒー淹れてあげるから。そこ座ってて」


大人しくソファーに座るプロデューサーを横目に。
給湯室でデスクにほったらかしだったプロデューサーのコーヒーカップを洗っていると。
私自身もなんだか落ち着いてきた。
大丈夫。私がちゃんとすれば大丈夫。
この人には、私自身がちゃんとそばにいれば。
そばにいなくては。

そばにいるためには。
あの女から、離さないと。

だから。
こいつには少し我慢してもらおう。
少しだけ、休んでもらう。

バカ舌が過ぎて、ブラックしか飲めなくなったあいつのコーヒーカップに。
真っ白な粉粒を混ぜながら。

今後のこの人の仕事や生活、この人の人生。
ちゃんと私が見てあげなくては。
なんでこんな面倒なこと、私がしなきゃいけないのよ。
ほんっと、世話焼かせるんだから。

そういえば。
こいつがこんなに苦いコーヒー飲まないと味が分からなくなったり。
お寿司にも追いわさびしないと何を食べているのかもよく分からなくなったのも。

全部、私が毎週毎週、週末に激辛料理デート行かせてたからか。

少しやりすぎた自覚はある。
私だって流石に拒むレベルの激辛ラーメンも勧められるままに食べていた。

だって、私の好みに合わせたかったから。

こいつが私の舌と同じになれば、仕事終わりとか、週末とか、こいつを誘う口実がいくらでもできるから。

また、こいつと行きたい店あるし、病院出たら、誘ってあげよう。
どうせ、こいつ週末ろくなもの食べてないし。

心でそんな愚痴をこぼしながら、もうこんなもの飲まさなくてもすでに眠そうなプロデューサーに、コーヒーをもっていこうとしたら。

「何やってるの」
カップをもつ腕を握られて。
跡がつくんじゃないか、ってくらい、強く指が食い込む。
・・・・・・こいつ。レッスン場に行ったんじゃないのか。

緋田美琴はどうやら私が思うほどには余裕があるわけではなかったようだ。
少なくとも、プロデューサーに何かを吹き込もうとしている仕草を見せたら、止めにくる程度には。
「・・・・・・あんたがあいつにしたことよりもはるかにマシなことよ」
「何入れたの」
ここまで聞かれて。
ただの砂糖だなんて、言い訳が通じる相手でもない。
大体。
そんなことよりも。
砂糖、と言って。
プロデューサーがブラック好きなの、知らないんだ、ってこいつにだけは言われたくない。
「あいつが普段飲んでるやつよりももっと強力な睡眠薬」
ほら、これってちゃんと空き箱まで渡してあげるし、一応、身体に悪影響がないものって信じさせてやるために、ほんの少量だけれど、目の前で舐めてみせた。
「何する気だったの」
こいつ、自分のことを棚に上げて。
よくもそんなことを。
「これを飲ませてどこかに拉致しようとかそういうことじゃないの。あいつはこれ飲んで仕事中にぶっ倒れてくれればそれでいい。そしたらあいつは病院送りになる」
まあ、嘘をつく理由もないから正直に言ってあげる。
「あいつのバッグ、今、見てみなさいよ。この睡眠薬、たくさん詰め込んでやったから。突然倒れた原因は睡眠薬の服用。しかも、こんな薬、大量に出てみなさいよ。こいつは重度の不眠症ってことになる。あんた、物を知らなさそうだから、教えてあげる。不眠症って悪化しすぎると精神病院行かされるのよ」
「プロデューサーを入院させてどうしたいの」
「あんたと距離を置かせたいだけ。単にそれだけならどこかに監禁してもそれはできるけれど、担当アイドルに監禁されたんじゃ、今後こいつのプロデューサー業にも結構影響が出るし。あんたのせいで疲れてるだろうから、この際、病院でしばらく寝てもらって、ついでに医者に頭、診てもらうわ。で、あんたはこれを見て今度は私のこと、チクる気?」
「そんな冬優子ちゃんみたいなこと、しないよ。私は中身が知りたかっただけ」
「・・・・・・あんた、止めないの?」
「止めないよ。プロデューサーにはしばらくプロデューサーとしてのお仕事休んで欲しかったっていうのは私も同じだし。このままだと、やっぱり私に意地悪いっちゃったこと、ずっと気にしちゃいそうだし。しばらくゆっくり寝てもらって、落ち着いたら、大丈夫だよ、安心してっていってあげるの」
「・・・・・・あんたには、金輪際、絶対こいつに会わせる気はないんだけど」
「冬優子ちゃんがそういうならそれは勝手だよ。冬優子ちゃんがこの人に付きっきりでいられたら、そういうこともできるだろうけれど。そんなことはお仕事で無理でしょ。それに、プロデューサーの方から私に会いたいっていうだろうから、別に」

と、いうムカつく発言はさておき。

こいつに病院送りになってもらうことについて。
咎めるような人間も、その場にいなかったので。

焦点もろくに合わない、虚ろな目が微睡んで。

プロデューサーがソファーから崩れ落ちるところを、私たちは、ふたりして眺めていた。

Comments

  • おろかもん

    アイドルの嫉妬気持ちよすぎだろ!!

    October 6, 2022
  • ししゃも
    October 4, 2022
  • ヒキニパ教徒
    October 3, 2022
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