依存気味の美琴さんと浅倉と冬優子の前でキャサリンをプレイする話
Pに依存気味の美琴さんと浅倉と冬優子がPの家に押しかけて、何故かPが3人の前で「キャサリン」をプレイする話。
いつもの依存気味美琴さんシリーズではなく、完全に修羅場モノを書きたかったので書いた作品。なのでシリーズに引き継いでいる設定と引き継いでない設定、新規設定があります。
この作品をみて気になった方は「Pに依存気味の美琴さん」シリーズも読んでみてください。
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お盆休み、から1週間ぐらい経って、8月末。学生の夏休みでいったら後半戦も後半戦、9回表ぐらいの日。
今日は世間からは結構遅い、僕にとっての夏季休暇。
プロデューサーという仕事の関係上、世間一般と大抵休みがズレるのが常なのだが、今年はみんなが頑張って仕事を貰ってくれたものだから、嬉しい悲鳴をあげながらかなり忙しなく仕事をしていたこともあり。
こんな夏の暮れをひしひしと感じながらの休暇と相成った。
といっても、盆が過ぎたところで最近の日本の夏が大人しくなってくれるわけがなく、エアコンを効かせた室内と対比するように、外はジリジリと熱気で包まれていることであろう。
さて。では実家にでも帰ろうかと思ったが、実家のある九州まで行って帰って来る頃にはすっかりお盆休みが終わっているであろうことからも、遠出をしようにも物理的にできない。
そうなると、結局、家で休むしか思いつかず。
買うだけで読まなかった本達の背表紙をなぞったり、サブスク映画達をながら見したり。
我ながら、怠惰な、非生産的な活動である。producer-生産者が聞いて呆れる。
いい加減、足場を徐々に侵略している本達の処分なり部屋の掃除なりをするといった文化的かつ衛生的な活動に手をつけるべきか。
いや、まだ粘る。
まだ片付けなくとも、生活はできる。
と、一体、何と張り合っているのか。呆れる怠慢思想に脳まで侵食されていると。
「プロデューサー、やっぱり家にいたね」
お休みなのに、仕事仲間が遊びに来た。
「これ、小樽の地ビール。といっても実家に帰ったときにお父さんに聞いたオススメだから、本当においしいかどうか分からないけど、プロデューサー、ビール好きだから」
「いや、めちゃくちゃ嬉しい。助かるよ。ちょうど在庫を切らしてAmazonで頼む直前だった。しかも土産物とは。ほんと、ありがとう。美琴」
「ちゃんとおつまみも買ってあるから。ルイベ、食べたがってたから買ってきた・・・・・・ふふっ、小躍りするほど嬉しいなら買ってきて良かった」
美琴は僕よりも少し早くお盆休みを取って北海道に帰っていた。
東京に残すと夏季休暇で施錠したはずの練習場をピッキングしてでも絶対レッスン室行くだろうから、無理やりにでも北海道実家帰りツアーを組ませてしまったが。
可愛い子には旅をさせろ、とはよくいうものだ。
地元でしか味わえないお土産まで買ってきてくれるとは。
「お昼、まだでしょ?一緒に食べない」
「いいよ。美琴もちょっとならビールいけるで・・・・・・あー、でも待った」
「ん?どうしたの?プロデューサー」
「ちょっと今、部屋が汚いとかレベルを通り越して腐海化している」
そう。いよいよ、こないだブックタワーのひとつが倒壊をしたこともあり、ベッドを除くと一人分程度しか座る場所すらない。
「もう・・・・・・またちらかしたんでしょ。廊下も本ばっかりだし。プロデューサーってお片付け、下手だよね」
「保育園のときからの習性でした」
「じゃあ、とりあえず片付けしちゃおっか」
「え」
と、美琴が勝手知ったる、と言わんばかりに億劫になっていた腐海の清浄を、本をえっちらほっちら運んで手伝ってくれている最中。
「汚ったないわね」
今度はうちの事務所でいちばん腕組みポーズが良く似合うアイドルが来た。
「あんた、よくここで衣食住を済ませられるわね。何?この本の山。うわ、これ、私が中学のときのラノベじゃない。物持ちいいわね」
「冬優子、実家に帰っているんじゃなかったのか・・・・・・?」
「いや、いくら休みだからってもともと実家暮らしだから。休みの間の連絡先を実家にしただけで、別に東京には遊びに来るわ。まあ、今日、愛依とあさひの宿題、手伝うってことでこの後、待ち合わせしてるんだけど、あんた、職歴的にも教えられるでしょ、そういうの。一緒に手伝ってもらおうと思って迎えに来た。暇よね?」
「暇といえば暇なんだけど・・・・・・」
「冬優子ちゃん・・・・・・?」
・・・・・・・・・・・・玄関先まで出てきた美琴との対面である。
「・・・・・・・・・・・・暑中見舞い申し上げます〜、美琴さん」
冬優子も青筋立てながら、ふゆモードで対応して。
「ぐぼ」
美琴には見えないように、腹に1発入れてきた。
「待ち合わせはいいの?」
「早めに来たのであと2時間くらいは余裕あるんです」
「そんなに早くプロデューサーを迎えに来たんだね。その時間、何するつもりだったの」
「美琴さん、今日はどうされたんですか?どうしてこんなところに?」
「お土産を届けに来ただけだよ」
「お土産届けに来ただけなのに何で部屋の掃除してるんですか」
最近、このパターンが増えてきた気がする。
こういうとき、あまりにいたたまれなくなって、何かしら僕が答えてしまうと。
「そういう話じゃないから」
「プロデューサーさん。今、そういう話したい訳じゃないので、そこの文庫本、ちゃんと整理しておいてくださいね」
こうなる。
と、ここでふたりとも、お互い、割り振った範囲の掃除を終えてくれて、今度はクローゼットにほぼ同時に、ふたりとも手をかけようとしたので。
「ここは自分でやります」
流石に、見られたくないものが結構あるエリアなので止めに入った、が。
「別にいいですよ。プロデューサーさんがどういう趣味してるか、なんて知ってますから」
「私も別に気にしないよ。プロデューサーだってそういうの読みたいでしょ」
と、制止を振り切り、というか、無視して、せっかく目につかないように、あるいは煩雑に押し込んでしまったような雑誌類を片付け始めてしまった。
何で担当アイドルに秘蔵コレクションまで整理させてしまっているのだろうか。
「いや、あの、大人としての沽券に関わるので・・・・・・自分で・・・・・・」
「大人はこういう隠し方しないと思いますよ。芥川龍之介全集が入っている本箱にぎっしりグラビア写真集とか。デスノートでしか見ないですよ、こういう隠し方」
「だいたいプロデューサーと私は同い年なんだし。プロデューサーは大人ぶる必要は無いよ。甘えてていいんだから。こういうの、読みたいお年頃だもんね」
「・・・・・・だから。別にこの人のことは甘やかさなくていいって前、言いましたよね?もう忘れたんですか」
「覚えてるよ。でも、この人のこと理解っているって感じ、出すのやめて、とも私は言ったよ」
「あんたに言われる筋合いなんてないわよ。何?じゃあ、あんたは分かっているの?こいつのこと。こいつと会ったのつい最近の癖に?」
「最近って。もう1年は一緒にいるんだよ」
「1年?1年って。じゃあ、2年目の私に分かった風な口聞くなって。笑わせんじゃないわよ」
「時間ばっかり、もちだして。他のこと、自信ないの?その2年間で、何もできなくて、進まなくて。中途半端な関係で。だから、時間ばっかりもちだすの?」
・・・・・・にちか、呼べば来るかな。
とにかく。
変えてくれ・・・・・・!
誰でもいい。・・・・・・!
この淀んだ空気・・・・・・!
流れを変えてくれ・・・・・・!
誰でもいい・・・・・・!
悪魔でも・・・・・・!
「ちゃお」
と、この事態を解決できる、頼みの綱の高校生を懇願したら。
「高校生」自体は来た。
ただし、頼みの綱どころか、こちらの首をさらに絞めることになる真綿であるだろうが。
「夏休みの宿題、手伝ってもらおうと思って」
「何を手伝ってほしいんだい?透」
「オープンキャンパス」
「・・・・・・それはあれかい?よく高2とかの宿題になる、大学見学ってやつかい?」
「そう」
「この汚部屋が高等教育機関に見えるのかい」
「プロデューサーの行ってた大学連れてって」
「行ってどうする」
「受験してもいいかなって。大学とか、どんなのあるのかよく分からないし、だったらプロデューサーのところでいいかなって。連れてって」
「・・・・・・宿題に関しては先約が入ってる。あと、お昼ご飯食べてないから多分ここで食べなきゃならない」
「じゃあここで私も今日は自由研究でも片付ける。ペットボトルロケット飛ばしていい?」
「部屋の中で飛ばせるものなら飛ばしてみな。敷金が飛ぶから」
「・・・・・・えー、じゃあさ。とりあえず・・・・・・あっ」
後ろを振り返らなくても分かる。
とりあえずふたりと透。目が合ったことが。
「じゃあプロデューサーは一行日記片付けて」
「高校生にもなって何で日記があるんだよ」
「担任の先生が浅倉だけ特別だって。不公平だよね」
・・・・・・語彙力強化だろうな。
「駄目だよ。英語とか古文のテキストなら片付けられなくもないけど、日記は他人が捏造するのかなり無理があるよ」
「そこらへんはまあいい感じにさ」
「そういう透は何するのさ」
「私も部屋の片付けするから。面白そうなのみんなで見てるし。制服、好きなんだ」
「好きじゃないよ」
「やっぱりブレザー?」
「違うからね」
「うちの学校もブレザーだったな。確かうちにまだあったはず。今度、着てみるね」
「私、セーラーだったんですよね。セーラーなんてもう絶滅危惧種ですよ。実家にあるので明日にでも着てあげますね」
「え。ふたりとも、卒業したのに、制服着るの?うわー」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
寒い。空気が凍る。
エアコン要らずの冷え冷え空間だ。「透、あっちにゲームの棚を作りたいと思っているんだ。ソフトの箱、メーカー順に並べておいてくれると助かるよ」
「はーい」
仕事を与えておかないと次は何を言い出すものか。
女子高生という特権階級を十二分に発揮した発言はあまりに鋭利すぎる。
「・・・・・・って、プロデューサー、こういうの好きなの?」
と、完全に失念していた。
手に持っているゲームは。
「透ちゃん、そこも私がやるからとりあえず大人しく─何、これは?」
「ん?冬優子ちゃん。何か見つけ・・・・・・これは?」
「・・・・・・ええと・・・・・・これは・・・・・・とりあえずゲームジャンルはパズルゲームです」
「分かった。脱衣麻雀だ」
半脱ぎの女性のパッケージならそう連想するのは無理もない。
「・・・・・・違います。いや、確かに麻雀のルールは脱衣で学んだけれど」
「・・・・・・あんた、浮気願望でもあるわけ?」
「冬優子、ってことはこのゲーム知っているのかい」
「まあ、ついこないだ移植されたばかりのタイトルですから。で、浮気したいんですか」
さっきからこの冬優子、ふゆモードなのに語尾に♡がついてない。
普通に怖い。
「浮気も本気も、そもそもプロデューサーと冬優子ちゃん付き合ってないじゃない」
あと美琴の遠慮のない攻勢も怖い。
「ええと、じゃあ、美琴さんは付き合っているんですか。付き合ってませんよね」
「じゃあ私と付き合えば解決じゃん」
「何も解決してないよ。むしろこじれてるよ、透ちゃん」
「で、どういうゲームなの。プロデューサー」
「・・・・・・パズルゲーです」
「5年続いてもう結婚一歩手前の恋人と自分の理想の見た目、声、性格の浮気女、どっちを選ぶかってゲームだよ」
「ゲ、ゲームの本質、ジャンルはあくまでパズルだから」
「プロデューサーはどっちを選ぶの?やっぱり、幼なじみ?」
「い、いや、透。幼なじみ出てこないよ」
「やっぱりいちばん最初に出会った人っていうのは運命ってやつ、感じるよね」
「何の話をしているんだい」
「時間がすべて、ってわけじゃないんじゃないかな。自分にとっての理想の人がいたら、その人を好きになるな、なんて、無理な話じゃないかな」
「何の話をしているんだい、美琴」
「泥棒猫の自覚はあるんだね、美琴さん」
「泥棒だろうと、誰を好きになるか、はプロデューサーの勝手でしょ」
「ま、まあ。Switchのソフトは他にもあるんだ。片付けが終わったら、みんなで遊べるゲームでもやらないかい?ほら、スマブラでも─」
「・・・・・・僕は既に見たいルートは見てるからやらなくてもいいんじゃ・・・・・・」
「ほら、早く声優選んでくださいよ」
どうして。
何で。
僕は3人の監視の中、このゲームをプレイしているのだろうか。
「・・・・・・デフォルトのままでいいです」
「それはそれで選択するのは構わないから。とりあえず全員分の声聴いてから選んで」
冬優子、何でこれが浮気ヒロインの方の声優選べることまで知ってるんだよ。
「この金髪の子の声を選んでいるの?」
「そうです。各声優さんごとにコンセプト、その子のタイプが違うように演じ分けしてくれているので、プロデューサーの好みの女の子のタイプにあった声優さんを選べばいいって感じです」
「憧れのお姉さんに、生意気後輩、アクションガール、ヤンデレ淑女・・・・・・色んなタイプの子がいるんだね」
「ふーん、プロデューサーは何にするの?」
「じゃあデフォルトで─」
と、選ぼうとしたら。
「プロデューサー。試しにお姉さんタイプの声、聴いてみてから決めてみてもいいんじゃない?」
右隣にいた美琴にコントローラーがいつの間にか取られ、声優選択の試聴画面がお姉さんタイプに切り替わる。
「プロデューサー、好きでしょ。お姉さんみたいな人。本当は甘えたがりなの、知ってるんだから。こないだだって頭撫でられて嬉しそうにしてたし。まあ、とりあえずこれでやってみて─」
「ふゆ、思うんですけど」
今度は左隣から手が伸び、コントローラーを取られ。
「プロデューサーさんは後輩系女子、やっぱり好きかなって。オンオフしっかりしてる子で、自分のことをときには叱ってくれる子。だいたい憧れのお姉さんタイプって。そのお姉さんが全然生活面しっかりしてないんだったら、甘えようがないですよね?私だったら、彼が求めるもの、全部できますよ」
「オンオフって。表では取り繕って、裏ではプロデューサーに当たりが強いのをそういうのかな。結局、冬優子ちゃんだってこの人に甘えたいだけなんじゃないかな。自分がしっかりしなきゃ、なんていっているけれど」
また収拾つかなくなりそうな予感がしたので。
「・・・・・・透が好きなの、選んでいいよ」
「幼なじみはいないの?」
「・・・・・・いや、だから声優選べる子は突然、主人公の前に現れる浮気ヒロインであって・・・・・・」
「歳下幼なじみ、いないのかー。プロデューサー、そういうヒロインが出るゲーム、もってない?」
「透が整理してくれた僕のATLAS作品のコレクション、絶対そういうタイプはいないよ」
「じゃあスマブラでいいや」
「いやいや、それじゃ─」
待てよ。だったら、別にそのままスマブラでもいいじゃないか。
透がうまいこと、この状況に飽き始めてくれているのがまさに僥倖。
この流れでゲームを変えて─
「・・・・・・ちょっと待って。プロデューサーさん、確かもう既にストーリークリアしてるっていってましたよね。だったら前に選んだ声優、わかるんじゃないんですか」
「・・・・・・そういえば、そうだね」
「確かに」
「・・・・・・・・・・・・いや、記憶にはない感じ─」
「ねえ、まだストーリーで選んでない声の人がnewって表示になるっぽくない?」
・・・・・・こんなときに、よりもよって、何で咄嗟にシステムUIを理解するんだ、透。その観察眼、もっと他で活かせたはずだろう。
「・・・・・・プロデューサーが選んだのは・・・・・・ヤンデレ淑女だって」
「・・・・・・なーんだ。言ってくれればよかったのに。プロデューサーさん、ヤンデレ好きなんですね?」
「へー・・・・・・」
「・・・・・・能登さんはさ・・・・・・やっぱ声、綺麗じゃん・・・・・・だからさ・・・・・・まあ・・・・・・」
最初の設定画面でこんな調子なのだ。
本編に本格的に入ってしまうと。
「結婚、嫌なの?プロデューサー」
「いや、嫌だからこの選択肢を選んだ訳じゃなくて。とりあえずここはあえて恋人ヒロインとのフラグを折っておけばルート分岐もやりやすく─」
「でも、この人、プロデューサーと結婚したいっていってるよ?プロデューサーはまだ身軽でいたいの?札幌に挨拶まで行ったのに?」
「これは僕の話ではなく、主人公のヴィンセントの話であって。あくまでこのクズ男が─」
「こないだ私のブライダル衣装、すっごい綺麗だって褒めてくれたんだけどなあ。プロデューサー。学生結婚ってやつ、やってみたいな。他のクラスメイト、やってないし」
「そりゃやらないだろうし、今は民法改正で─」
「ほんっと、何で婚約直前になって。グチグチ言い出して。好きなんでしょ?だったら、結婚、すればいいじゃないの。まだお金に困っているなら、向こうの実家に婿養子入るってのもできるんだし。茨城なんて東京からすぐなんだから問題ないじゃない」
「何でキャサリンの実家、茨城設定になってるんだよ。面白すぎだろ」
このゲームの売りである鬼畜なレベル設定のパズル要素は、ストーリーを読みたい人だけのセーフティーモードを選べばスキップできる。
パズルがやりたかったのに。
どんどんスキップされて。
逆にストーリーで選択肢を選ぶ場面。
つまり。
このゲームにおける選択肢。
結婚するか。結婚しないか。
結婚して家庭を持つか。身軽な独身生活を謳歌するか。
本来、ヒロインのルート分岐さえ考えて機械的に選択肢を選びがちのこのゲームにおいて。
この選択肢を選ぶ場面で、毎回周りの目を気にせざるを得ず。
このゲーム、パズル要素以外で、ここまでストーリークリアが難しいゲームだったとは。
3人のおかげで部屋は片付いたのだが。
「あんた、4買ったの、絶対メガネ目的でしょ。プライベートで掛けたとき、すっごい喜んでたし」
「いや、だから僕はATLASファンだから買ったのであって、別に4に限らず買っているじゃないか。ちゃんと異聞録から揃っているだろ」
「プロデューサー、こないだプレゼントしてくれたメガネってそういうことだったんだ。いってくれればちゃんとプロデューサーとふたりきりのときは掛けたあげたのに」
「・・・・・・いや、えっと、それは」
「ほら、プロデューサー。プロデューサーの読書用のメガネ、似合うでしょ」
「・・・・・・指紋べったべったにしないで、透」
無職のときに飲むビールの味は鉄の味がするという。
では、この四面楚歌。
普段、にちかに頼りきった自分の責任ともいえる、この発言すれば発言内容、すべて失言認定されるこの部屋の中で飲む、小樽ビールの味は。
いや、如何に。
とても楽しく読ませていただきました!ありがとうございます!