平和考えて「黒い雨」再上映 戦後80年企画 横浜で22日まで
加藤美帆
被爆直後の広島を描いた映画「黒い雨」(1989年、今村昌平監督)が、横浜市中区の「横浜シネマ ジャック&ベティ」で22日までリバイバル上映されている。戦後80年の節目に若い世代に平和を考えてもらうきっかけになればと、同館の初代支配人の福寿祁久雄(ふくじゅきくお)さん(89)らが企画した。
福寿さんは横浜市出身。9歳のときに横浜大空襲を経験し、疎開した栄区の山の上から、燃え続ける市街地を見た。夜になっても真っ赤だった空が、脳裏に焼き付いているという。
「黒い雨」は、広島への原爆投下直後に郊外で放射能を帯びた「黒い雨」を浴びた主人公を田中好子さんが演じる。被爆の後遺症に苦しむ人たちの姿を静かに淡々と描く。
福寿さんは「戦争で被害を受けた人たちが今も苦しんでいることを忘れてはいけない」と話す。
上映は15日までは正午から、16~22日は午前9時45分から。毎回、開始前に生前の今村監督による制作当時のインタビュー音声も紹介する。問い合わせは上映実行委員会(070・6460・0945)。
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