WBC「ベネズエラ戦」で逆転3ランを被弾「伊藤大海投手」に殺到した誹謗中傷の嵐…野球ファンからは「このままでは侍ジャパン入りを辞退する選手が続出してしまう」と悲鳴も
3月18日に閉幕したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。日本代表は15日の準々決勝でベネズエラ代表と対戦した。5対4と1点差でリードしていた6回表、ローンデポ・パークのマウンドには伊藤大海が立った。1997年生まれの28歳。2020年のドラフト会議で日本ハムに1位指名されて入団した。昨シーズンは27試合に先発して14勝8敗。防御率2・52も目を惹く成績だが、何より驚かされるのは6試合で完投したことだ。(全3回の第1回) 【写真】「やっぱり美人すぎる…」侍ジャパン・井端監督の妻は、テレ朝の「超有名“元女子アナ”」 ***
日ハムどころかパ・リーグを代表する先発投手の一人が、アメリカの球場で中継ぎを任された。だが先頭打者の5番エセキエル・トーバーはライト前ヒットで一塁に出塁。さらに6番のグレイバー・トーレスもレフトにヒットを放ち、ノーアウト一・三塁のピンチを迎えてしまう。 恐らく伊藤は内角ギリギリに投げようとしたのだろう。だが球は真ん中高めに浮き、7番ウィルヤー・アブレイユは迷わずフルスイング。スタンドの上段に叩き込む特大の3ランホームランとなり、ベネズエラは7−5で逆転した。 最終的に日本代表は5対8で敗れた。するとSNSでは多数のユーザーが伊藤を筆頭に複数の選手を“戦犯”と決めつけ、大量の誹謗中傷を投稿した。 特に敗戦投手となった伊藤には集中した。彼はチャーター機で帰国し、3月17日にチームへ合流。試合前のエスコンフィールドには選手、首脳陣、スタッフ、球団フロントが集合し、拍手で伊藤を出迎えた。 練習後に伊藤は報道陣の取材に応じ、「ファイターズっていうチームに入ることができてよかった」と感謝を表明。さらにSNSの誹謗中傷について質問されると「こういう結果になった以上、誰かしらこういう立場になっていたと思う。それが僕でよかったかなとは思います」と自分が矢面に立つことで、他の選手を庇う姿勢を明確にした。
ヤジと誹謗中傷の違い
伊藤の発言を伝える報道がXで紹介されると、野球ファンからは《こんな目に遭うなら代表辞退を考える有力選手だっているだろう》と悪影響を心配する声が相次いだ。そのいくつかをご紹介しよう。 《一生懸命戦った選手達を慰労するどころか責め立てるなんて! 今後日本代表辞退者が増えるのを危惧してる! 》 《既に代表監督はそうなりつつあるけど、誹謗中傷が蔓延したら代表選ばれても辞退したくなる人も増えるよ》 《一発勝負のトーナメントで負けたからって誹謗中傷されるくらいなら最初から代表辞退した方が賢いよな。って選手に思われたらマズイよね》 ネットの炎上に詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏は「かつて昭和のプロ野球では、選手に向かってヤジを飛ばす人がいました」と言う。 「2008年には阪神の赤星憲広選手がヒーローインタビュー中にヤジを飛ばされ、激怒して相手を『この野郎』と怒鳴った一部始終が放送されたこともあります。SNSの誕生と発展と共に、こうした“昭和のヤジ”もネット空間に引き継がれてしまいました。ただし、往時のヤジは球場や練習場など限定された場所でしか耳にしませんでしたし、観客どころか言われた選手も苦笑するようなセンスあるヤジがあったのも事実です。ところが現在、SNSに投稿されている誹謗中傷は本当にレベルの低いものばかりで、選手はプライベートの時間でも否応なく目にしてしまいます」
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