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Conversation

なんかもうグチャグチャの中東情勢ではあるが、アルミガチ勢としては、世の原油だヘリウムだナフサだLNGだもとても大切なんだが、アルミだって世界の生命線を握ってると認識して欲しい。 で、ホルムズ海峡が閉鎖されて、中東からアルミ新地金が出ないってこともさることながら、その原料でもあるボーキサイトも逆に入れないという致命的なことも起きている。 中東(特にUAEやバーレーン)は 電力が安い(ガス火力)=アルミ精錬に最適。ただし、ボーキサイト(原料)は採れないのが欠点。 つまり中東アルミは「原料は輸入・電力で製錬」の典型的モデル。 主な供給源は、ギニア(世界最大級)やオーストラリア、インドネシアなどで、これらはすべて海上輸送が基本。 中東の主要製錬所はペルシャ湾岸にあるため、原料船は ホルムズ海峡を通過する必要がある。なのでイラン情勢が緊張すると「原料の輸入が滞る」「保険料・運賃が高騰」「供給不安 → アルミ価格暴騰」(;'∀') では陸路はあるのか? 「ないことはないが、ほとんど使われていない」 例えばサウジ経由ルートなら、紅海側の港(ジェッダなど)で荷揚げ→ サウジ国内を横断→ UAEなどへ。 だが、距離が長い、インフラ(鉄道・積替え)が限定的、コストがばか高いで現実的でない。 ほかには、地中海 → トルコ → イラク → 湾岸。でも政治リスク(イラクなど)、国境通過の煩雑さ、インフラ未整備でほぼ不可能。 ではロシア経由は?ロシアにもボーキサイトはあるが品位が良くない上に、ほとんどがRUSALなど国内製錬用。 中東に運ぶにしても、カスピ海ルートや鉄道も理論上可能だが、ウクライナとこんな状態の中でとてもできない。 もっともボーキサイトの心配をする以前に、中東の発電施設や石油精製施設が壊滅的な損傷を受けたら、アルミそのものが生産できなくなるので、何をかいわんやだが…( ノД`)…
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