地元の名門で射止めた4番 1安打放つも最後の打者「もっと振れた」

朽木誠一郎
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(21日、第98回選抜高校野球大会1回戦、北照0―4専大松戸

 九回裏、2死二塁で回ってきた打席。畠山柊太選手(3年)は「絶対に一打がほしい」と、強い気持ちで左打席に立った。

 フルカウントからファウルで粘る。8球目、相手のスライダーを捉えきれず、詰まった打球が中飛に。「振り負けてはいなかったが、もっと振れた」。最後の打者に終わり、唇をかんだ。

 昨秋は主に5番を打っていた。春の甲子園という大舞台で、4番を任された。

 「バッティングは自分の強み。小さな頃から練習してきた」

 出場選手20人のうち、唯一の地元・北海道小樽市出身。中学時代の野球仲間が市外の高校に進む中、小樽に残った。2018、19年の夏の甲子園で戦う選手たちの姿に憧れた。「小樽の運河や自然が好き」という気持ちも後押しした。名門・北照でプレーしたいと思うのは自然な感情だった。

 昨夏は打撃不振でベンチに入れなかった。引退した3年生や指導者らのアドバイスで、大振りになっていた打撃フォームをコンパクトにした。

 すると、「芯に当たれば飛ぶ」という感覚をつかめた。昨秋は8試合で打率4割超と好調で、チームの13年ぶりの選抜出場に貢献した。

 自身の甲子園初安打は、四回に生まれた。先制を許した後、「ここで追いつく」と闘志を燃やし、狙っていた直球を左前にはじき返した。この場面、変化球は捨て、腹をくくって直球を待ち、仕留めた。

 「自分も、チームも、変化球に対応できていなかった。夏までに打撃を磨き直して、必ず甲子園に戻りたい」

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この記事を書いた人
朽木誠一郎
北海道報道センター|事件・司法
専門・関心分野
医療、健康、くらしの安全

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