【センバツ】ご当地ソングの後押しも…北照完封負けで初戦敗退 エース島田爽介「申し訳ない」
<センバツ高校野球:専大松戸4-0北照>◇21日◇1回戦◇甲子園 13年ぶり6度目出場の北照(北海道)が専大松戸(千葉)に0-4の完封負けを喫し、初戦で敗退した。エース右腕の島田爽介投手(3年)は9安打4失点の完投負け。失点したのは4回の1イニングのみだったが、味方打線が相手投手に対して4安打に沈んだ。7年ぶり甲子園を目指す夏に向けて、課題が出た1時間38分の短い春となった。 【写真】専大松戸対北照 力投する北照先発の島田 ◇ ◇ ◇ ボーカルが小樽市出身の「サカナクション」の楽曲や、北海道の銘菓「山親爺」のCM曲…一塁側アルプス席からご当地ソングで後押しされた北照ナインは、13年以来の勝利を目指すも、遠かった。123球を投げた島田は「4回に4点というビッグイニングを作ってしまったので、とても悔しい」。唯一失点した回を思い起こし、悔やんだ。 魔の4回。3安打1犠飛で一挙4点を失った。2本の適時打は、どちらも甘く入ったチェンジアップをはじき返された。「変化球を狙ってきてるなっていうのを察してはいたけど、なかなか素直になれなくて」。気づいた時に配球を変えていれば…後悔が残る。「自分が打たれて4点入ってしまったので、みんなには申し訳ない気持ちでいっぱい」と責任を背負った。 背番号11の最速149キロ右腕、中谷嘉希投手(3年)はスタンバイしていたが、1人で投げきった。上林弘樹監督(46)は「島田の調子が良かった」。5回以降は低めの直球を心がけて立て直し、島田も「投げきりたいという思いはあった」と明かした。昨秋の全道4戦全てを投げ抜いた鉄腕の意地だった。 初めてDH制での公式戦に臨み、「打席に立たないので、ピッチングに専念できる」と集中した。この日は自己最速タイの139キロ。相手エースは145キロをマークした。「自分も140キロ後半は投げて、変化球も持ち球も精度を良くして戦わないと、やっぱり全国の舞台では勝てないと気付いた」。夏に聖地での白星を手にするために、パワーアップを誓った。【保坂果那】 ○…親子二代で春聖地に立った。「8番三塁」で先発した沢田が3回1死走者なし、左前にチーム初安打を放った。アルプスで見守った父博貴さんは横浜OBで、93年センバツで「7番二塁」で先発して2安打。社会人野球でもプレーした「やっぱりあこがれる」存在だ。「父からは『楽しんでこい』と言われた。また夏がある。絶対に帰って来て、勝利をつかみにいけたら」と見据えた。