3連休の最終日、友達(お琴のプロ奏者)と北区飛鳥山博物館に行きました。
お目当ては春季企画展「モダーン・ジャーニー」。大正・昭和期の旅行広告から、近代日本の旅をひもとく展示です。
この友達とは台湾で知り合いました。おのおの一人旅中に寄った嘉義市のめちゃくちゃちっちゃいフリーマーケットで出会い、以来ずっと仲良しという奇特な仲です。
ふたりとも旅好き&歴史好きということもあってこの展覧会に行ったのですが、

コンパクトな無料の展覧会なのにもかかわらず、しっかり3時間いました。図録も買いました。
なんですかね…ほんと心に刺さりすぎて、この展覧会の面白さをつづろうとすると、ブワーって脳が暴れるんすよね…。
「知ったこと思ったこと全部言い尽くしたい、全部言えないんやったら言わん方がマシ、0か1、気持ちは二進法」と、荒ぶって荒ぶって仕方ありません。
なるべく落ち着いて面白かったところを記そうと思います
①戦前にも工場見学あったんや…!キッコーマン醤油工場見学パンフレット!
遠くに足をのばして工場見学するのは定番のコースですが、なんとなく最近生まれた楽しみ方かと思っていました。
しかし、

工場見学時に配布されたという「キッコーマン醤油 醤油醸造工程一覧」(下)が…
機械化された醤油づくりについて、写真で丁寧に解説しています。今のパンフとほとんど変わらない…!
見学の最後にできたての醤油を味見したり、物販で醤油を買ったりしたんでしょうか…想像が膨らみます。
このほか、戦前のいちご狩りや葡萄園ツアーのパンフレットもありました。食を目的にした旅、戦前ですでにある程度パッケージ化されてたんですね…
②戦前に観光バスあったん知らんかった…!
大学院で日本統治期の台湾美術を研究していたとき、近代の旅は鉄道と船のイメージがありました。
現代だと飛行機やバスも主要な移動手段ですが、戦前はあまり使用されていないという認識でした。(梅原龍三郎が北京に行ったときは飛行機使ってたような…?くらいです。)バス旅の例は今まで見聞きすることがありませんでした。
しかし、

えー!バスガイド付観光バスのパンフや
ほんと自分がまじで何にも知らないことを痛感しました…。
1932年ごろの「関東名勝 遊覧自動車案内」には、関東各地のスポットが行き先として紹介されています。横浜や勝浦もあれば、吉見百穴や筑波もある…。場所のチョイスにも熱いところがありましたね。
しかも、このパンフには記念撮影のサービスも紹介されています。カメラマン随行…!
昭和初期の、京都の名所を巡る8時間コースの観光バスのパンフレットも。しかも「お子様達の修学には最適!」と書いてあります。七条駅か三条駅から発車、お昼は清水寺あたりの停車場で食べる予定…かなり今に通じるプランです。
③昭和10年代の伊勢参宮パンフレットおがめた!
最近この本で、近代での伊勢神宮の参拝客の激増と、大軌(近鉄の前身)による橿原神宮と桃山御陵のセット売りの流れのお話を知りました。
まさにそのセット売りをご提案している大軌のパンフレットがありました。
3つの案を提示しているのですが、京都観光や伊勢神宮、法隆寺にかならず橿原神宮と畝傍御陵を抱き合わせているのは、ガッツ(商魂)が垣間見えました。
近鉄で橿原神宮駅と桃山御陵駅はいまでもありますが、超人気の旅行先という感じではありません。国体を保とうとする政治的な意図と、観光客に周遊させて運賃を払ってもらおうという意図、いろんな思惑が背景にあったうえで大人気だった時代があったと思うとしみじみしますね。
④戦前にスキー流行ったって聞いてたけど、パンフ見たことなかった!
さきほど紹介した本に、総力戦体制下で国民の体力向上が叫ばれると、旅行会社は「鍛錬」という名目でスキー・スケートの旅を宣伝したという記述がありました。
へ~と思っていたら、この展覧会でまさにそのスキー・スケートのパンフレットがありました。ほんまに売り出してたんや…!
スキーのパンフレットではなく、ハイキングのパンフレットでしたが、「夏に鍛へよ」というキャッチコピーがあり、やっぱり体力向上という目的をおしだしてたんかなと思いました。
あと、スキーと温泉はセットだったようです。今とおんなじ…

そのほか、ラジオ体操会参加のための鉄道割引とか、1929年の主要駅のご当地グルメマップとか、もう雀躍しちゃってしょうがない資料・資料・資料!!
これらの多くは、昭和5年から戦後まで赤羽駅・下十条駅で団体旅行の募集に従事していた方のご子息からの寄贈資料だそう。
チラシ類があまりにもキレイに保管されていて胸打たれました。(私も旅先のチラシは全部持って帰っていますが、おおよそぐちゃぐちゃです。)
旅行が好きで、地理に明るい友達に色々質問しながら、時に私が知っていることをぶちまけながら観覧すること気づけば3時間。
この後の飲みも相当盛り上がりました!旅行や鉄道、近代史好きの人はぜひ!
お目当ては春季企画展「モダーン・ジャーニー」。大正・昭和期の旅行広告から、近代日本の旅をひもとく展示です。
この友達とは台湾で知り合いました。おのおの一人旅中に寄った嘉義市のめちゃくちゃちっちゃいフリーマーケットで出会い、以来ずっと仲良しという奇特な仲です。
ふたりとも旅好き&歴史好きということもあってこの展覧会に行ったのですが、
コンパクトな無料の展覧会なのにもかかわらず、しっかり3時間いました。図録も買いました。
なんですかね…ほんと心に刺さりすぎて、この展覧会の面白さをつづろうとすると、ブワーって脳が暴れるんすよね…。
「知ったこと思ったこと全部言い尽くしたい、全部言えないんやったら言わん方がマシ、0か1、気持ちは二進法」と、荒ぶって荒ぶって仕方ありません。
なるべく落ち着いて面白かったところを記そうと思います
①戦前にも工場見学あったんや…!キッコーマン醤油工場見学パンフレット!
遠くに足をのばして工場見学するのは定番のコースですが、なんとなく最近生まれた楽しみ方かと思っていました。
しかし、
工場見学時に配布されたという「キッコーマン醤油 醤油醸造工程一覧」(下)が…
機械化された醤油づくりについて、写真で丁寧に解説しています。今のパンフとほとんど変わらない…!
見学の最後にできたての醤油を味見したり、物販で醤油を買ったりしたんでしょうか…想像が膨らみます。
このほか、戦前のいちご狩りや葡萄園ツアーのパンフレットもありました。食を目的にした旅、戦前ですでにある程度パッケージ化されてたんですね…
②戦前に観光バスあったん知らんかった…!
大学院で日本統治期の台湾美術を研究していたとき、近代の旅は鉄道と船のイメージがありました。
現代だと飛行機やバスも主要な移動手段ですが、戦前はあまり使用されていないという認識でした。(梅原龍三郎が北京に行ったときは飛行機使ってたような…?くらいです。)バス旅の例は今まで見聞きすることがありませんでした。
しかし、
えー!バスガイド付観光バスのパンフや
ほんと自分がまじで何にも知らないことを痛感しました…。
1932年ごろの「関東名勝 遊覧自動車案内」には、関東各地のスポットが行き先として紹介されています。横浜や勝浦もあれば、吉見百穴や筑波もある…。場所のチョイスにも熱いところがありましたね。
しかも、このパンフには記念撮影のサービスも紹介されています。カメラマン随行…!
昭和初期の、京都の名所を巡る8時間コースの観光バスのパンフレットも。しかも「お子様達の修学には最適!」と書いてあります。七条駅か三条駅から発車、お昼は清水寺あたりの停車場で食べる予定…かなり今に通じるプランです。
③昭和10年代の伊勢参宮パンフレットおがめた!
最近この本で、近代での伊勢神宮の参拝客の激増と、大軌(近鉄の前身)による橿原神宮と桃山御陵のセット売りの流れのお話を知りました。
まさにそのセット売りをご提案している大軌のパンフレットがありました。
3つの案を提示しているのですが、京都観光や伊勢神宮、法隆寺にかならず橿原神宮と畝傍御陵を抱き合わせているのは、ガッツ(商魂)が垣間見えました。
近鉄で橿原神宮駅と桃山御陵駅はいまでもありますが、超人気の旅行先という感じではありません。国体を保とうとする政治的な意図と、観光客に周遊させて運賃を払ってもらおうという意図、いろんな思惑が背景にあったうえで大人気だった時代があったと思うとしみじみしますね。
④戦前にスキー流行ったって聞いてたけど、パンフ見たことなかった!
さきほど紹介した本に、総力戦体制下で国民の体力向上が叫ばれると、旅行会社は「鍛錬」という名目でスキー・スケートの旅を宣伝したという記述がありました。
へ~と思っていたら、この展覧会でまさにそのスキー・スケートのパンフレットがありました。ほんまに売り出してたんや…!
スキーのパンフレットではなく、ハイキングのパンフレットでしたが、「夏に鍛へよ」というキャッチコピーがあり、やっぱり体力向上という目的をおしだしてたんかなと思いました。
あと、スキーと温泉はセットだったようです。今とおんなじ…
そのほか、ラジオ体操会参加のための鉄道割引とか、1929年の主要駅のご当地グルメマップとか、もう雀躍しちゃってしょうがない資料・資料・資料!!
これらの多くは、昭和5年から戦後まで赤羽駅・下十条駅で団体旅行の募集に従事していた方のご子息からの寄贈資料だそう。
チラシ類があまりにもキレイに保管されていて胸打たれました。(私も旅先のチラシは全部持って帰っていますが、おおよそぐちゃぐちゃです。)
旅行が好きで、地理に明るい友達に色々質問しながら、時に私が知っていることをぶちまけながら観覧すること気づけば3時間。
この後の飲みも相当盛り上がりました!旅行や鉄道、近代史好きの人はぜひ!
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