記述式で、文字数制限はないものとする。✤あらすじ✤虎杖、伏黒、釘崎の3人だった1年生に、五条先生がスカウトした子が入ってくる。その子との任務終わり、いつもとは違う一面をみた虎杖は──…。前回の『問、恋とは何か述べよ(novel/27530387)』の虎杖くん視点です。青年らしくならざるを得なかったけれど、少年らしい我儘だって言ってもいいじゃない!と思って書きました。誰オマ状態です。ごめんなさい。ネームレスだと難しいなと思いました。1年ズと五条先生って人の名前呼ぶこと多いから余計にそうも思うのかもしれない。!注意!・ネームレス主♀・長い・何でもあり・皆生きてるHappy時空・楽しく書いた✤おまけ✤「…野薔薇ちゃん、相談なんだけど」「惚気ならお断りよ」「惚気…惚気ではないけど…」「出てくる人物に虎杖がいるなら全て惚気とカウントするわ」 マジか、と私は呟いた。 某ファミレスで私と彼女は向かい合っていた。野薔薇ちゃんはパフェをつつき、私はパンケーキを切り分ける。 任務終わり、伊地知さん待ちである。「そもそもアンタが黙っていなくなってた話も聞かせてもらってないのに」「いや…うんそれは…」 ごめんと返すしかない。私が彼らと合流できなかった理由がちゃんとあるのだが、五条先生との約束で話すことができないのである。「五条先生に聞いてもらって…」「あのバカが素直に話すと思ってんの」「…えへへ」 それは、うーん。えへへ。 笑うしかできなくて、パンケーキを切っては口に入れる作業に集中することにした。 チョコレートが掛かったそれは少しチープな味わいである。前に悠仁くんが作ってくれたのはもっとふわふわしていたなと噛んでいると、野薔薇ちゃんがパフェ用のスプーンをこちらに向けた。「で? 何よ。虎杖の彼氏力がないって話?」「いや別に…。彼氏力って何?」「アンタを困らせたら減点していって、もう無理ってなったら離れたら」 そこなのである。 困らせたら、という点に引っ掛かって、カトラリーを置いた。 色々あって、でも私達は無事に2年生になった。個人での任務も多いが、こうやってペアで活動することもあって、私としては嬉しいんだけれど。「伏黒くん以外の男の人とペアを組んでほしくないって言われて、私も気心知れた悠仁くんや伏黒くんと組む方が安心できるからいいんだけど…」「けど?」「京都校の清水寺くんいるじゃない? 新入生の。あの子とペア組んで京都付近の任務に行かないかってこの前五条先生に言われて」「は??」「私は別に行ってもいいんだけど、悠仁くんが怒っちゃって、そのまま悠仁くんがその任務に行ってて。今喧嘩中だから連絡もしてなくて、ですね…」 机上に置いた端末は震えない。通知だって広告しか来なくて、しかも悠仁くんが何に怒ってるのかもわからない。 困っている。とても。 好きな人と連絡が取れないのはつらいのである。「…清水寺ってアンタに馴れ馴れしい奴じゃなかった?」「うーん、『アンタは弱いんだから下がってろ』って言われたことあるし、馴れ馴れしいというより下に見られてる…?」「そんなゴミと行く気だったの?! それは虎杖じゃなくても怒るわよ!」「でも怪我させないようにしてくれるんだよ。この前自滅して足怪我した時に『その大根みたいな足、見せないようにしたら』って上着貸してくれたし。一言多いけど、悪い人じゃない、」「馬鹿!」 ガシャン、と食器が跳ねた。野薔薇ちゃんが机に手をついて立ったからである。「二度とそいつと一緒にならないで。伏黒にも伝えておくわ。万が一街中で会ったりしたら虎杖呼ぶか警察呼びなさい」「そこまで!?」「狙われてるのよアンタ。知らないの?」「い、命を…!? そこまで嫌われてるの私」「ほんっと馬鹿。何で明白なアプローチにはすぐに拒否できるのに、そういうのは躱せないのよ」「アプロ、っえ!? 清水寺くんが? そんな訳なくない!? 好きな子には優しい言葉や甘い言葉を囁くんでしょ!? 真逆だもん!」「世の中そんな奴ばっかりじゃねーから。…虎杖の苦労が目に浮かぶわ」 清水寺くんからは本当に辛辣な言葉しかもらっていない。 吹っ飛んだ際に助けてもらった時には『軽すぎません? ッ、き、筋トレとかしてないんですか』、手強い呪霊に手間取っていれば『3歩後ろにいてください』、怪我をしたら『弱いんだから素直に守られとけばいいのに』、など。 これが心ときめく言葉なら一刀両断しているが、こんなものがアプローチにはならないだろう。だから私もはいはいと流しているのだが。「だって、だって悠仁くんとは違いすぎるし…。私は悠仁くんしか見てないのに。ドキドキするのも、もっと近くにいたいって思うのも悠仁くんだけなのに…信頼されてないのかな…」「逆よ逆。アンタのことは信頼どころか全部肯定マンになるけど、この件に関しては周囲の男は誰一人信用も信頼も出来ないのよ。誰かさんのせいで」「な、なんで…」 野薔薇ちゃんはケッと言うと、スマホの画面を私に向けた。 そこには『虎杖』の文字が浮かんでいる。「!?」『──だって。お前のアプローチ?、も効いてないって』『ッ、でも』『誰にも渡さないし、譲る気もない。甘い言葉も囁やけないような奴には無理だって。諦めて』「ぎゃ!! エッ野薔薇ちゃんいつからこれ繋がってて…!?」 悲鳴をあげた私の名を呼ぶのは、少し前に喧嘩別れした悠仁くんだった。『ごめん、不安にさせた。今日帰るから、家で待っててくんね? ただいまって言わせてよ』「でも、もう夜遅いからそっち泊まってきたほうが、」『今すぐ会いたいから帰る』 その言葉に頬に熱が集まる。野薔薇ちゃんが誂うように笑った。「林檎みたいね」「っ、野薔薇ちゃんシーッ!」『お、釘崎その写真撮って送ってよ』「高く付くわよ」『えー…でもまぁ、可愛い彼女が残せるならいっか』 よろしく、と言って通話は切られた。 その後すぐに野薔薇ちゃんによって写真が撮られる。 帰ってきた悠仁くんにおかえりを言うまで、あと4時間。
ひきこもりの弟の面倒を見ながらの大学生活に疲れていた。するとイケメンな友人とその兄から都合のいい提案があった。自分に損はないので、友人の兄と住むところを交換してみた。ファンボックス→https://ha3.fanbox.cc/posts/10281427
鈍ちん訳ありノンケ君と愉快な男どものはなしです。このままだらだらと青春していて欲しいですね。誤字、脱字はこっそり指摘してください。ばかうけは青のりしょうゆ味が好きです。