14-8.善と悪の闘い



 「大サタンが人類の創世の頃から存在し、事々に天と地を分かち、合一させぬよう、あらゆる策を弄し、地獄(冥の世界)を作り上げました。」・・・と、先生のメモにあります。
 これに関連して、サタンの行状については、[ヨブ記]、[福音書]等に記載があります。更に[アダムとエバの生涯概説]と[モーセの黙示録概説]の中にも、サタンがアダムとエバに行った悪事について多々記載されていますので、紹介いたします。ただし、①~⑫の番号は、後の説明のために自分が付加したものです。

 アダムとエバが楽園から追放された。この罪を贖うために、アダムと相談し自らティグリス河に身を沈めていたが、そこに①光の天使に姿を変えたサタンが現れ、彼女と共に悲しんでいるふりをして、エバを信用させた。そして罪は許されたと嘘を付き、泣いているエバを河から出させた。アダムはエバと一緒に来た悪魔を見て、悪魔にどうして自分達を迫害するのか問いただした。
 悪魔は答えた。「②きさまが原因で俺はあそこから追放されたのだ。きさまが形造られた時、俺は神の面前から追放され、天使達の交わりの外へやられたのだ。…ミカエルは『神の似像を礼拝しなさい。あなたが礼拝しなければ、主なる神はあなたに対してお怒りになるであろう』と言った。そこで俺は言ってやった『③俺は自分の座を天の星よりも上のほうに置き、いと高きかたと似たものになってやる』と。すると主なる神はお怒りになり、俺は俺の天使達と共に、俺たちの栄光の外へ追いやられた。…俺たちはたちまち苦悩に陥った。そして、④きさまがあれほどの楽しい喜びのうちにいるのを見て、腹が立った。そこで、俺は、きさまのかみさんをたぶらかしてわなにかけ、ちょうど俺が自分の栄光から追い出されたようにしてやったのだ。」と。悪魔が消え失せた後も、アダムは悔い改めのわざを続け、40日間、ヨルダン川の水の中に立ち続けた。
 しばらくして、主がエバの出産を知るとミカエルが使わされ、彼女はカインを産んだ。
 主なる⑤神は天使長ミカエルを通じ、さまざまな種子を送ってアダムに与え、彼等が実を得、彼等も、その子孫達も皆それによって生きるよう、アダムに働いて地を耕す方法を説明した。その後、カインとアベル生まれ、カインを農夫に、アベルを羊飼いにした。
 アダム夫妻が寝ていると、エバは兄弟について不吉な夢を見み、アダムに告げた。アダムは「もしかして⑥敵(悪魔)が兄弟に戦いを挑んでいるのかも知れない」ので、見に行こうと言った。二人が出かけて行くと、アベルがその兄カインによって殺されていた。そこで、神は天使長ミカエルに「あなたが知っている奥義を息子カインに知らせてはならない。…わたしは彼の代わりに別の息子を与えよう。」と語った。その後、エバはセツを産んだ。
 病気のアダムが苦しむのを見て、セツとエバなどは、苦痛を癒す憐れみの木の油を得ようと、長い時間祈り願った。天使長ミカエルが現れて、彼等に言った。「父アダムに、その身体の苦痛のため、憐れみの木の油を塗ろうとして祈り、願って泣くのはやめなさい。⑦5500年が満たされた終わりの日々でなければ、どんなことをしてもその樹から受けとることはできないのである。その時になれば、きわめて愛すべき王、神の子キリストが、アダムの身体を復活させ、また彼とともに死者たちの身体を復活させるため、地上にやって来るであろう。」と伝えて、去った。
そして、アダムの元に着くと、アダムはエバに楽園から追放されたことを、子孫に伝えるようにと言った。
 そこでエバは彼等に語った。わたしたちが楽園を守っていたころ、各々が神から分け与えられた部分を守っていたのでした。わたしの分け前として南と西を守っていました。悪魔は、雄の獣たちがいたアダムの分け前のほうへ行きました。雌はすべて私に与えられていました。
 すると悪魔は蛇に言いました。アダムが妻のおかげで楽園から追放されるようにしてやろうではないか、ちょうどわれわれがあいつのおかげで放り出されたように。蛇は主の怒りを畏れたが、⑧悪魔は蛇に、わたしの道具になり、お前の口を通して、アダムを欺こうと述べた。
 サタンは天使の姿を取り、天使たちのように神を賛美しました。そして⑨天使の姿をしたサタンは、エバに声を掛け、蛇の口を通して「智恵の実」を食べるように誘惑した。エバはその誘惑に乗り、蛇を伴って楽園の門を開き中に入った。そして、その果実をとって食べたのでした。
 そして、⑩エバが口を開くと、悪魔が語り、アダムに木の実を食べると、神のごとくになるでしょうと勧めました。…中略…
 神はアダムが死んだときに、「お前(アダム)の悲しみを喜びに変えよう。そうした後で、お前をその支配へと、⑪お前を欺いた者の座へと坐らせよう。お前が彼の上に座ることになるであろう。その時、彼と、彼の言葉を聞いた者は断罪され、お前が彼の誉れある玉座の上に坐っているのを見て、激しく悲しみ、泣くであろう」と述べた。そして、天使長ミカエルはわたしたちに次のように言いました。「そなたたちの罪ゆえに、わたしたちの主はそなたたちの子孫の上に、その裁きという怒りを、⑫最初は水を通して、次には火を通して降ろされるであろう。主はこの二つによって全人類を裁かれるのである。」と。

 シッチン氏のシュメール神話と、[アダムとエバの生涯概説]と[モーセの黙示録概説]の抜粋とを合わせて解釈します。
 地上に降りたアヌンナキは、都市の建設、エデンの園での牧畜や農耕による食料の調達、最重要はニビル星の救済のための金の採掘だった。効率の悪い海水からの金の抽出を止め、鉱山での採掘が始まった。次々と飛来するアヌンナキ達は、鉱山で採掘を行っていたが、非常に重労働であること、充分な食料の配給がないこともあり、暴動が起こりかけた。これを解決するために、エンキは人類の創造を提案し、生殖能力のない人類を誕生させた。しかし、誕生の女神の負担が大きく、エンリルの反対を知りながら、エンキは生殖能力のある人類を誕生させた。おそらく、反乱を起こしたアヌンナキを追放し、②の様に人類が彼等の仕事に取って代わった。もし、人類が創造されていなければ、反乱したアヌンナキは、労働力不足もあり追放されることはなかったであろう。エデンの園にはアヌンナキが持ってきた植物や家畜が在ったが、エデンの園以外では人類やアヌンナキの食料は無かった。だから、追放されたアヌンナキ達は食料に困った。詳しく[コーラン 上 P16-17][コーラン 中 P68]にあり、概略下記の通り。
 アラーがエデンの園に人類を導入するよう天使達に告げると、天使一同はこれに対して「地上に悪をはたらき、流血の災いを惹き起こすような者を汝はわざわざ造り給うのか。」と抗議した。そこで、アラーは予めアダムにすべてのものの名前を教えた後、天使等にこれらのものの名前を問うた。天使等は「畏れおおい。我らはもともと汝が教えてくださったものだけしか存じませぬ」と言うばかり。アラーはアダムに名前を教えるように指示し、アダムが総て答えると、天使達に向かって「アダムを拝せよ」と言った。彼ら総てが拝したが、ただひとりイブリース(聖書でサタン)だけは、これを拒み、背信の徒となった。主は「ここから出て行け。…最後のその日まで、汝は呪いを負うて行くのだ」。イブリースは「主よ、では、復活の日まで御猶予お願いします」と言うと、主は「猶予を与えてやろう。定めの時限のその日まで」と仰られた。その後、イブリースは二人を誘惑した。

 さらに、「妖霊(寝ずの番人達のこと)にも人間と同じく義しい者もあれば、そうでないものもあって、いろいろの党派に別れている。」[コーラン 下 P234]とあり、この中で一番悪いのがルシファーの一味だとのこと。この妖霊は火から、人間は土から神により、創造されたとあり、おそらく人間は地球で、妖霊は火星で創造されたことを暗示している。
 「火星人は二ビル星人が母星から移住し、イギギ(地球人類の祖)は、DNA操作で
  創造した事・・・そのイギギも人類として火星並びに地球に移住、定着した・・・。
  ニビル星人の起源は、琴座星人とプレアデス星人が二ビル星へ移住、次いで火星
  人、地球人(ハイブリッド)と成ったと伺いました(月にも基地が有ります)。」
  ・・・(尚、レクチェル星人は存在しないと後日
     訂正されておられ、ここでは人類発生の琴座星人に書き換えました。)

 一方、当時のミカエル天使長は、増加するアヌンナキの食料をまかなうために、エデンの園だけでは狭くなり、⑤の様に人類を使ってエデンの園の外で耕作を行った。カインにも耕作を教えられたのだと思われます。
 地球を訪問したアヌと、エンリルとエンキの三者でくじを引き、支配地を決めた。その結果、アヌはニビル星を、エンリルは地球を支配し、エンキは鉱山の監視に追いやられてしまい、アヌとエンリルに反感を持っていた。そこで、反乱を起こしたアヌンナキの神と人類に対する憎悪を利用し、人類に教えることを禁止されていた「智恵の実」を、堕天使が人類の女性に教えた。すなわち、悪魔=エンキが、賢い蛇=アザゼル(ニンフルサグ)を唆し、⑧⑩の様に女性であるエバを誘惑した。
 更に、①⑨の様に神の姿で現れたエンキは、神とミカエル様に対する反感から、カインとアベルの捧げ物に対して、アベルを良しとした。その為、カインの怒りを助長し、アベルを殺させたのだと推測されます。
 堕天使が人類と交わり、巨人が産まれ、堕天使とアザゼルが人類に魔術を教えた為、地は暴虐に満ちた。その最中、アダムは亡くなった。そして、⑪にあるように、アザゼルの座にアダムが坐るとあります。前記した[アブラハムの遺訓 11,13章]で、アダムは第一天の支配者でした。つまり、死者を、狭き門に送るか、広き門に送るかを決める権能を持っていました。
 ⑦にあるように、「終わりの日」は、5500年が満ちる日々なのですが、スタートが不明です。例えば、世界暦元年(前3760年)=ユダヤ歴の元年からであれば、紀元後1740年以降です。少なくとも、イエスの時代ではない。
 更に⑫にあるように、最初は水を通して全人類を裁くとあり、すなわちノアの洪水です。次ぎに、火で全人類を裁くとあり、これは火山、核兵器、彗星の衝突などが、思い浮かびます。・・・だが、本当はこの「火」は聖霊による裁きのことで、現天上界と千乃先生による審判のことだった。
 この⑦の「終わりの日」と関連して、「大いなる神の脅威が迫り、大浪によって火勢が地をおとずれる時、その火勢はベリアルも、彼に信頼を置くすべての傲慢な人々も焼くだろう。すると世界はひとりの女の力のもとに服し、すべてにつけて聞き従うであろう。…そして、これらすべてが起こる時には、大いなる神の審きが大いなる時の中央にやって来るだろう。」[シュビラの託宣 3章]とあり、最後の審判時に現れる女性の救世主の預言なので、千乃先生のことだろうと思い記述いたしました。他にも、[エチオピア語エノク書]にも記載があり抜粋しました。確かに、霊魂の主はPWにて食事と寝起きを共にされました。
  「 地上を王者や支配者達は、その女の子が栄光の座に座るのを見て、
   苦痛にとらえられるであろう。
    人の子ははじめから隠されていて、至高者がその力によって護っ
   ておられたのを、選民に顕示されたものである。
    彼らは選民をいじめたことに対する報いを受けるであろう。
    彼らは霊魂の主の怒りが彼らの上にとどまり・・・義人たちと選
   民はその日救われ、罪人や不法者たちの顔をもはや見ることはない
   であろう。
    霊魂の主は彼らの統治者として住まい、彼らはこの人の子と共に
   住み、食事や寝起きを永遠にともにするであろう。」[第62章]

 関連して、「失われたエンキの記憶」には、ノアの洪水時に、地上に降りたイギギ達の多くは、地上に妻子を残し火星に戻ります。おそらく、サタン・ダビデの手下の堕天使達、地上で反乱を起こしたアヌンナキ達、アラル王様の血統でエンリルに反乱し、ニヌルタに破れたイギギの指導者アンズの手下達もまた、火星に避難した可能性があります。堕天使にならなかった心正しき百名のイギギ達と、堕天使及び反乱アヌンナキとの間で、生き方の違いから、当然火星の主導権争いが起こったことが推測されます。もしくは、二つの陣営に分かれてしまった可能性もあるでしょう。
 更に、その後、星々が住めなくなり、星々の方々やニビル星の方々も、地球だけではなく火星にも来られたのではないでしょうか。そして、火星の大気が希薄化し劣化するに伴い、地下都市に移行せざる得なくなった。地下都市に定住できる人数は限られており、酸素を体内に取り込み保存する能力の向上、あまり大きくない体格と細身で小食な遺伝子が好まれたことでしょう。この件については、「ヴァル大天使長より釈明の書」[LR 第二十七巻 6・7月合併号]に火星の劣悪な環境下での悲劇を詳しく記述されておられます。また劣化した環境で労働できるアンドロイドを、エンキの技術を用いて開発した。おそらく、グレーやZ星人と呼ばれているアンドロイド達、他にはリトルグリーンマンと呼ばれる緑の肌を持つアンドロイドなどではないでしょうか。
 Z星人の母星は戦争により地上に住めなくなり、地下に移住し、遺伝子操作により生き残ったと記述されており、もしかしたら火星で善なるイギギと反乱軍との間で、激しい戦闘があったのかも知れません。このため、火星の環境が一挙に劣化してしまったのでしょう。
 一方、ノアの大洪水以前には、大型の爬虫類が住んでおり、この環境に適応していた星々の方々は、ノアの大洪水後地球環境に適応できないこと。人類とのハイブリッドについては不幸なことが分かり、地球人類の遺伝子として残る道を選ばれ、人類の良心として天上界を構築されたのではないでしょうか。


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