18歳未満への「性別適合医療禁止」は越権 米オレゴン州連邦地裁、差し止め判断

フランス・パリのユネスコ本部前ではためくアメリカの国旗=2017年10月12日(ロイター)
フランス・パリのユネスコ本部前ではためくアメリカの国旗=2017年10月12日(ロイター)

米西部オレゴン州の連邦地裁は19日、心と体の性が異なるトランスジェンダーの人が自認する性別に適合するための医療措置について、18歳未満への実施を事実上禁じる厚生省の方針は権限を逸脱しているとして、差し止める判断を示した。米メディアが報じた。オレゴン州など野党民主党が首長を務める21州と首都ワシントンが提訴していた。

ケネディ厚生長官は昨年12月、性別適合医療について「不正医療だ」と主張し、性別適合医療を実施する病院は政府運営の低所得者向け医療保障「メディケイド」などの対象外にするとし、事実上禁止する方針を表明した。

連邦地裁は、ケネディ氏が方針を発表する前に必要な通常の手続きを踏んでいなかったと指摘。一方的な方針表明は民主主義の原則に反すると批判した。

トランプ大統領は昨年1月、性別適合医療への資金提供を一切行わないとする大統領令に署名。性的多様性を認めない姿勢を鮮明にしている。(共同)

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