兵庫知事文書問題 第三者委報告から1年 続く不協和音 解決遠く 「変わった気しない」
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日本弁護士連合会で自治体の第三者委の指針策定に携わった井上圭吾弁護士(大阪弁護士会)の話
「自ら設置した第三者委員会の結論を尊重すべきと考えるのは当然のこと。一方で、第三者委には法的な強制力があるわけではない。社会が支持すれば従わざるを得なくなるが、そうでなければ従わないという状況も起こり得る。第三者委は企業や自治体が自浄作用を働かせて信頼を得るための装置だが、法的な根拠がなく、社会が『尊重すべき』とならなければ機能しなくなる」
■「真摯に受け止め」行動を
政治家の話法を研究している東京大大学院の藤川直也准教授(言語哲学)の話
「斎藤氏が多用している『真摯に受け止める』は、本来は指摘された内容にふさわしい行動をするという約束の言葉。違法性を認めず、根拠の説明もないのは、言葉を軽んじ、約束を踏み倒すことだ。指摘の内容を都合良く取捨選択することは真摯に受け止めているとは言わず、言葉に沿った行動が伴っているかを注視しなければならない。政治家が言葉を軽んじ続けることで、真摯に受け止めるという言葉自体が『結局は何もしない』という意味に成り下がってしまうことを危惧する」
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