比鷺に引き寄せられ、萬燈の胸板が比鷺に密着した。萬燈による蹂躙を受け止めるだけだった比鷺の舌が、ねっとりと萬燈の舌に巻きつき、絡め返す。
「……もっと……」
掠れた声が、口づけの合間に漏れた。比鷺の手が、萬燈の首筋に滑り込み、肌を貪欲に撫でる。もう片方の指先が髪の毛に絡まり、萬燈の頭を引き寄せるように力を込めた。
比鷺は自ら足を少し開き、萬燈を太腿の間に招きながら、腰をくねらせた。熱い硬さが腹に当たる感触に、比鷺の喉が小さく鳴り、萬燈の舌をさらに深く飲み込むように口を開いた。舌先で萬燈の舌の裏側を丁寧に舐め、唾液を味わうように吸いながら、比鷺は腰を前後に小さく揺らす。
まるで「離さないで」と全身で訴えるように、比鷺の両手が萬燈の背中に回り、爪を立てずに、肌を掻き抱いた。
萬燈の瞳がわずかに細められ、比鷺の積極的な求めに応じて最奥まで体を沈めた。
comment
0ログインするとコメントが投稿できるようになります