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ルカが起きたときに猫耳と尻尾が生えていたら…/Novel by KEN1POI

ルカが起きたときに猫耳と尻尾が生えていたら…

5,054 character(s)10 mins

どもども、今回から斑鳩ルカのもしもシリーズを書こうと思います、はい。
えー、今回は結構ネタ回だと思います笑 Pが俺みたいに、ルカかわいすぎるやろがい状態になってますね。 
ルカと猫っていいよね、ほんと可愛すぎる、ガハハ 
猫って、嬉しいとき尻尾を立てて先端をくねらせるらしいですね、初めて知りまいした笑 

ブックマーク等、感謝です…励みになりまくりです!
フォロワー様が、なんか、日に日に…嬉し…

さぁ、次回は何がいいかな、語尾に「にゃん」…それとも、ホラーゲームにビビるルカ…?
想像が膨らむ…!!

次の作品で会いましょう、ではまた。

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【ルカ視点】


朝。

目を覚まして、いつものように鏡を見た瞬間。

「......は?」

声が出た。

頭の上に、黒い三角が二つ。

ピクピク動いてる。

「...なんだよ、これ」

触ってみる。

柔らかい。

温かい。

そして...感覚がある。

「...っ!」

自分の耳だ。

いや、自分のというか....猫の、耳。

慌てて体を確認する。

お尻のあたりから、黒い尻尾が生えていた。

「...おい、嘘...だろ」

尻尾も、勝手に動く。

左右にブンブン。

「...なんなんだよ、これっ!」

パニックになる。

でも、仕事がある。

今日は、事務所で打ち合わせがあるんだ。

「...隠さないと」

クローゼットを漁って、ニット帽を見つける。

深く被れば、耳は隠せる。

尻尾は...

「...っ」

ズボンの中に無理やり押し込む。

痛っ...

すごく、痛い...

でも、仕方ない。

鏡を見る。

...大丈夫、わからない...はず...

多分...

「...行く、か」

不安を抱えたまま、家を出た。




事務所。

「おはよう、ルカ」

アイツの声。

「......おはよ」

できるだけ、普通に返す。

「お、今日はニット帽か?似合ってるな」

「......別に」

アイツは、疑ってない様子。

一安心...

打ち合わせが始まる。

資料を見ながら、説明を聞く。

でも、全然集中できない。

尻尾が、痛い。

動きたがってる。

なんか、ムズムズする。

「...ぃたっ」

小さく身をよじる。

「ルカ...? 大丈夫か?」

アイツが、心配そうに見てくる。

「...大丈夫」

「なんか、落ち着かないみたいだけど」

「......トイレ」

「そ、そうか!な、なんかすまん...行ってきてもいいぞ...」

「......ん」

急いでトイレに駆け込む。

個室で、尻尾を出す。

「...はぁ」

やっと、楽になった。

尻尾が、嬉しそうに、くねくねと動いてる。

「...大人しくしてろよ」

尻尾に話しかける自分がバカみたいだ。

でも、尻尾は聞いてくれない。

元気に、左右に振られている。

「...やばいな、結構マジメに...」

深呼吸して、また尻尾をズボンに押し込む。

「...っ」

戻ろうとしたその時。

尻尾が、勝手に飛び出した。

「...っ!おい!」

慌てて押さえる。

でも、尻尾は元気いっぱい。

まるで、意思を持っているみたいだ。





【P視点】


打ち合わせが再開した。

でも、ルカの様子がおかしい。

さっきより、明らかに落ち着きがない。

何度も、お尻のあたりを気にしている。

「...ルカ、本当に大丈夫か?」

「...大丈夫だって」

「でも...」

その瞬間。

ルカのズボンから、何か黒いものが飛び出した。

「...っ!」

「えぇっ!??!」

ルカが慌てて押さえる。

でも、俺は見てしまった。

「...ル、ルカ、今のって...」

「...見んな」

顔を背ける。

「...尻尾か?」

「...」

「...しかも、猫の?」

「...うるせぇ、しかもってなんだよ...」

ルカは、真っ赤になっている。

「...ちょっと、話せるか?」

「...」

ルカは、渋々頷いた。





誰もいない会議室。

「...見せて」

「...このクソ変態野郎」

「そ、そういうことじゃなくて!!!」

「.......はぁ」

ルカは、観念したようにニット帽を取った。

猫耳が、ピョコンと現れる。

「...っ」

思わず、声が出そうになった。

可愛い。

めちゃくちゃ、可愛い。

いや、いつも可愛いけども!!!

猫×ルカはやばいな...

「...笑えよ」

ルカが、俯く。

「笑わないよ」

「...嘘」

「本当だ!」

「...じゃあ、なに?」

「...可愛いと思った、めっちゃ」

「...っ!」

ルカの耳が、ピンと立った。

そして、ズボンから尻尾が飛び出した。

尻尾が立ち、先端がくねくねしている。

「...あ」

ルカが、慌てて尻尾を押さえる。

「...見んな」

「ルカ、尻尾が嬉しそうだぞ?ニマニマ」

「...っ、嬉しくねぇし」

いや、絶対嘘だ。

尻尾が、ルカの意思に反するように、くねくね...

「...この猫化、どうなってこうなったんだ...?」

「...こっちが聞きてぇくらいだよ。朝起きたら、もう...」

「な、なるほどな...」

近づこうとすると、ルカが後ずさる。

「...来んな」

「でも...」

「...私になんて似合わないし、変だろ...こんなの」

ルカは、自分の耳を触った。

その瞬間、耳がピクッと動く。

「...ぁっ」

ルカの顔が、また赤くなる。

「...なんか、耳、触ると変な感じする」

「変な感じ?」

「...くすぐったいっていうか」

「へぇ......」

俺は、興味が湧いた。

「...ちょっと触ってみてもいいか?」

「...は?」

「耳」

「...オマエ、どうしようもない変態だな...」

「だから、そういうことじゃなくて!!...ほら、そう、あれだ!!何か治す方法とかわかるかもしれないし...」

「...お、おいっ...ダメだって...ちょっ...」

でも、俺は手を伸ばした。

そっと、耳に触れる。

「...ぁぅっ」

ルカの体が、ビクッと震えた。

耳が、ピクピク動く。

「...やめろって」

「かわい―――...柔らかいな」

「....っ」

尻尾が、また飛び出した。

でも、今度は暴れてない。

ゆらゆらと、ゆっくり揺れている。

「...ルカ、尻尾すごい動いてる」

「......はぁ」

ルカは、尻尾を見て溜息をついた。

「...こいつ、勝手に動くんだよ」

「勝手に?」

「...感情に、連動してる、多分」

「なるほど...?」

...ん?てことは、つまり、今の尻尾の動きは...

「...嬉しいのか?」

「...っ」

ルカは、パンチを放ってきた。

「いてっ...ル、ルカ!?」

「.........」

「わ、悪かった!!出来心だったんだ!!」

「.........チッ」

そんな態度とは裏腹に、尻尾は嬉しそうにゆらゆら揺れ続けている。






【ルカ視点】



(......最悪)

尻尾が、全部バラす。

私の気持ちを。

アイツに耳を触られて。

嬉しい、なんて。

そんなの、バレたくないのに。

「...なぁ、ルカ」

アイツが、笑ってる。

「...なんだよ」

「ルカって、意外と、わかりやすいんだな」

「...っ、うるせぇ」

「でも、そこが、可愛いよ」

「...可愛いとか言うな、てか、オマエそんなキャラだったか...?」

尻尾が、またくねくねと揺れた。

クソっ。

こいつ、本当に勝手すぎる。

「...ルカ」

「...なに」

「その猫耳と尻尾、いつまで続くんだ?」

「...知ってるわけねぇだろ。でも、一時的なものだと思う、多分」

「そっか...」

アイツは、少し残念そうな顔をした。

「...ハッ!なんだよ、その顔」

「いや、ちょっと残念だなって」

「...ハッ!...ぇ......は?」

「だって、可愛いから」

「...は、はぁ!?」

また、尻尾が暴れる。

「...もう、やだ」

私は、その場にしゃがみ込んだ。

「ルカ?」

「...恥ずい」

「...」

「...死ぬほど、恥ずかしすぎる」

アイツは、黙って隣にしゃがんだ。

そして、頭を撫でてくれた。

「...んっ」

耳が、ピクッと動く。

「...大丈夫」

アイツの声が、優しい。

「...俺しか見てないから」

「......」

「本音はな.....可愛いルカが見られて、俺は嬉しい」

「...バカ」

でも、その言葉が嬉しくて。

尻尾が、ゆっくり揺れた。





【P視点】

会議室で、しばらく二人きりの時間が続いた。

ルカは、もう帽子を被っていない。

耳が、自由に動いている。

尻尾も、椅子から垂れている。

「...なに見てんだよ」

「いや、やっぱり不思議だなって」

「......」

尻尾が、パタパタと動いた。

「...ルカ、尻尾」

「...わかってる」

ルカは、顔を背けた。

「...こいつ、本当にうるせぇんだけど...」

「でも、わかりやすくていいじゃないか」

「...全然、良くない」

「そうか?」

俺は、ルカの隣に座った。

「...近い」

「そうか?」

「..........近い」

でも、ルカは離れない。

尻尾が、ゆらゆら揺れている。

「...あのさ」

ルカが、口を開いた。

「ん?」

「...今日のこと」

「うん」

「...誰にも言うなよ」

「もちろん」

「.......」

ルカは、少しだけ笑った。

「...ありがと」

「どういたしまして」

しばらく、沈黙が続く。

でも、嫌な沈黙じゃない。

ルカの尻尾が、俺の方に伸びてきた。

「...あ」

ルカが、慌てる。

「...こいつ、勝手に」

「いいよ」

「......」

ルカは、黙った。

尻尾は、俺の手のそばでゆらゆら揺れている。

まるで、触ってほしいみたいに。

「...触ってもいいのか?」

「...っ、好きにしろ」

俺は、そっと尻尾に触れた。

柔らかい。

ルカの一部だと思うと、なんだか不思議な気持ちになる。

「...ぅっ」

ルカの顔が、赤くなる。

耳が、ピクピク動いている。

「...い、痛かったか!?」

「......別に」

「や、優しく触るぞ」

優しく、尻尾を撫でる。

ルカは、じっとしている。

でも、耳が嬉しそうに動いている。

「...ルカ」

「...なに」

「この耳と尻尾、嫌か?」

「...嫌に決まってんだろ」

「でも...」

「...でも、なに」

「...めっちゃ、可愛いと思う」

「...っ!」

尻尾が、ブンブン暴れてる。

今日一レベルで...

「...っ、暴れんなって...」

ルカは、尻尾を押さえようとする。

でも、尻尾は元気いっぱいだ。

「......はぁ」

「ルカ」

「...なに」

「いつか、また見せてくれる?」

「...は?オメェ何いってんの?」

「この...猫耳と尻尾」

「......もう二度と生えてこねぇよ!!」

「そっかぁ...残念だな」

「......っ」

ルカは、顔を背けた。

でも、その耳は嬉しそうに動いていた。





数時間後。

ルカの耳と尻尾は、消えていた。

「...あ、戻った」

ルカが、トイレから戻ってきて言った。

「そうみたいだな」

「...良かった」

ルカは、安心したように息を吐いた。

でも、どこか寂しそうにも見えた。

「...なぁ」

「ん?」

「...さっきのこと」

ルカは、顔を背けた。

「...忘れろよ」

「えー、忘れられないな...」

「...っ、忘れろって」

「だって、可愛かったから」

「.......」

ルカの顔が、真っ赤になる。

「......あー、もう」

「ルカ」

「...なに」

俺は、ルカの頭を撫でた。

「...っ」

「耳がなくても、可愛いよ」

「...バカ」

ルカは、俯いた。

でも、その声は嬉しそうだった。

「...帰る」

「そうか。気をつけてな」

「...うん」

ルカは、ドアに向かった。

でも、途中で振り返った。

「...なぁ」

「ん?」

「...今日のこと」

「うん」

「...ありがと」


小さく呟いて、ルカは去っていった。


俺は、その背中を見送りながら思った。


耳と尻尾は消えたけど。


ルカの気持ち、少しだけわかった気がする。


それが、なんだか嬉しかった。


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