責めこむ人はもっと責めた調
整をするのだろうが、これで
も充分だ。調整前は大幅にキ
ャブがばらついていた。同調
取り後とは大違いだ。まさに
ビフォー⇔アフターという感
じ。
旧式マルチエンジンのキャブ
調整は定期的にやったほうが
いいね。
この個体、キャブレターの同
調を取るのは数年ぶりだ。
今のところ絶好調。
だが、そろそろあちこちにガタ
が出始めて来た。
走行距離約6万km。
不具合発生個所を直し直し乗っ
ているが、やはり古いオートバ
イなので各所に不具合が発生す
るのは致し方ない。
それを直しながら乗って行くの
もつきあいのうち。
なんてのか古女房みたいなもの
だ(笑
古女房も古畳もいいもんだぜ(笑
共に生きて来た間柄ってやつで。
旧型車との付き合いなどはそん
なもんだろう。
このオートバイも来年で製造か
ら満30年になる。よく走ってく
れてるよ。
次の課題はオーリンズのリアサ
スOHもしくは新品全交換だ。
フロントサスもOH時期に来てい
る。まだいけるが、そろそろ時
期。
ドライブスプロケット、チェー
ンは既に過日新品交換済み。
フロントブレーキパッドはデイ
トナのゴールドに新品交換した。
私の乗り方の場合、極度にリア
パッドは減らない。リアを積極
的に使うのは姿勢変化を任意に
取る場合での使用が多いからだ。
制動目的のみでリアブレーキは
私は使用しない。
但し、昔のように峠でコーナー
立ち上がりと直線をドキューン
のドコーンで、直線からタイト
コーナー手前でフルブレーキン
グの繰り返しというララバイ・
バリ伝乗りは今はしていない。
昨年夏に相方と峠をちょい本気
走りした時にはグンヒデ走りを
久しぶりにしたが。
だが、昨年夏の相方とのあれは
およそ公道を走る領域のペース
ではないのでよくない。ミュー
も低く、道幅も狭い公道ワイン
ディングでレーシングコースみ
たいなペースで走行というのは
どこから見てもよろしくない。
道交法以前に物理的に。公道は
競技場ではないからだ。全条件
が異なる。
だが、私が先行しようが相方が
先行しようが、両方とも真後ろ
にビタコン付けでの高速度走行
はかなり面白い事は確かだ。
マシンの走らせ方が似ているの
で、同じポイントで強烈最大限
界付近での減速、同じポイント
でスロットル全開だからだ。
公道なので物理的限界値が低く、
200km/h超からの深い寝かし込
みなどは無い。せいぜいベタ寝
かし付近でもターンエイペック
スで120程度だ。
ただ、広めの二車線路ではライ
ンがクロスして互いに抜き合っ
たりをやり合ったりもする。鈴
鹿のスプーンのように。相方の
車は制御機能の為なのか、真後
ろで観察していてもあまり滑ら
ないが、こちらの旧車は前後輪
とも微細ドリフトしながら回っ
て行く。それはスリップではな
く、グリップしているのだが接
地感が得られているのでスライ
ドがコントロールできる例のや
つ。力が逃げる真横方向ではな
く、下面に圧をかけての微細ド
リフト。ハイサイドの危険性の
低い、スリップという横滑りで
はないスライド=ドリフトの範
疇にある制御操縦だ。
猛暑炎天下ではタイヤは種類に
よって粘りつくように路面に密
着しながらグニュリという感覚
で滑って行く。
私はお為ごかし良市民ぶりっこ
似非正義マンらのように、「ゆっ
くり走れ」とか、「ご安全に」と
いう日本語無視のたわけた言葉
は私個人はまず言わない。
迷惑論などは逆立ちしてもそう
した発想での物言いはしない。
迷惑思想は実は社会排外主義に
繋がる危険思想だからだ。迷惑
迷惑と口を開けば言ってる連中
の吐き出す息が大気に混ざって
それを吸うのが迷惑だろが、と
さえ思っている。これは暴論で
はなく、論理的にはその論法で
行くとそうなるのだ。それが極
限に進むとヘイトが生まれる。
社会学的にもこれは明らか。
だが、二輪走行で無理は禁物。
これまた確か。
車体を傾けるからではない。
もちろんバンクはさせるが、面
圧をかけて走るからこうなる。
この車両は接地感が素晴らしく、
極めてコントローラブルだ。限
界付近での微細でセンシティブ
な操縦も可能。この車、ヤマハ
なの?という程に。フロントが
良いという事はシャシ設計が完
璧に近いという真実を示す。
フレームとステムのガチガチ固
めが必ずしも良くはないという
事を二輪を作る人が知っていた
時代の良いオートバイだ。
なお、ブレーキピストンは前後
ともポット全部を既に新品に交
換している。
今回はブレーキフルード交換、
エンジンオイル交換、オイルエ
レメント交換、キャブレター同
調。エレメントは今回ストック
していたデイトナのキットを使
用した。
日を追うごとにあちこちにガタ
が出て来る。
オートバイは人間と同じ。
ただ、人は生きる為に健康を求
めるのは健全だが、健康のため
に生きているのではないので、
そこをはき違えると大きな過ち
に入り込む。
本物のナチュラルとは何だろう、
という一番大切な事を忘れてし
まう。