「日本の石油備蓄は254日で主要国最長」
この数字、安心材料として広まっていますが、重大な落とし穴があります。
楽天証券・西勇太郎氏の分析が秀逸なので共有します。
ポイントは「中東依存度で調整する」という視点。
ホルムズ封鎖で止まるのは中東原油だけ。
各国の備蓄を「中東依存度で割る」と、実質的な持久力が見えてきます。
▼ 調整後備蓄日数(備蓄日数÷中東依存度)
英国 1,100日(依存度10%)

仏独 867日(依存度15%)
中国 500日(依存度40%)
韓国 297日(依存度70%)
日本 267日(依存度95%)
インド 135日(依存度55%)
見かけ上「最長」の日本が、調整後では主要国中で短い部類に入る。
95%という中東依存度の高さが、254日の備蓄を事実上267日の「実質持久力」に変えてしまう。英国の1/4、中国の1/2です。
これが意味するのは明確で、
「他国の対応を待つ余裕は日本にはない」ということ。
日本の石油備蓄日数は本当に「長い」のか?(西 勇太郎)