修学旅行中に船が転覆、船長と女子高校生の2人が死亡~運行団体は海上運送法の義務違反であることも判明 #エキスパートトピ
同志社国際高校の女子生徒が修学旅行中に死亡する、痛ましい事故が16日に起きました。
沖縄県名護市辺野古沖で平和学習中の船2隻が転覆し、同志社国際高校の女子生徒と船長が死亡しました。
その後、16日夜、転覆した船を運航していたヘリ基地反対協議会は記者会見を開きました。海上運送法では有償か無償かにかかわらず、国へ登録することが義務付けられていますが、この登録がなかったことが判明しました。
東恩納琢磨 事務局長
「ボランティアで、事業でやっているわけではないんですね」
※RBC琉球放送記事より
ココがポイント
監視警戒中の11管は(中略)2隻に、「波が高く危ないので注意してください」などとメガホンで安全航行を呼びかけていた
出典:読売新聞オンライン 2026/3/17(火)
海上運送法では有償無償に関わらず、人の需要に応じて船を運航する場合は「内航一般不定期航路事業」として国へ登録すること
出典:RBC琉球放送 2026/3/17(火)
痛ましい惨事を防げなかったことは、教育に携わり、大切なお子様をお預かりする立場として慚愧に絶えず、痛恨の極みであります。
出典:学校法人同志社「沖縄修学旅行中の事故に関するお詫びとご報告」 2026/3/17(火)
学校行事として乗船していた場合には、学校側の安全配慮義務も問題となります。
出典:前田恒彦 2026/3/17(火)
エキスパートの補足・見解
修学旅行中の死亡事故は1955年の紫雲丸沈没事故(愛媛県の小学校など4校の児童生徒100人、引率教員5人を含む168人が死亡)1988年の上海列車事故(高知学芸高校の生徒26人、引率教員1人が死亡)などが有名です。
今回の死亡事故は平和学習の一環で、基地反対派の抗議船に生徒が乗船したことでSNSは騒然としています。
抗議船であっても、海上運送法では有償か無償かにかかわらず、国へ登録することが義務付けられていますが、この登録がなかったことが判明しました。
RBC琉球放送記事では、基地反対派で船の運航団体でもある、ヘリ基地反対協議会の東恩納琢磨・事務局長の「ボランティアで、事業でやっているわけではないんですね」とのコメントがあります。いくら謝罪しても、ボランティアだから海上運送法違反が免除されるわけではありません。
この団体の「ボランティアで」という言い分も、さることながら、こうした団体に属する船長に安全確認を任せた、同志社国際高校の責任は重いものがあります。
17日に同校は記者会見を開き謝罪、学校法人同志社サイト・高校サイトにはプレスリリースを出しましたが、今後、さらに詳しい説明が必要です。