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首脳陣が期待する「鈍感力」

その一方で、中嶋監督は紅林を抜擢した一因を、この「鈍感力」だったとインタビューで挙げている。「明日は外そうと思うが、次の日になると何かやってくれるのでは、と思い直してスタメンに入れてしまう」劣勢を跳ね返すような活躍をしてくれるのではないかと、つい期待してしまう存在なのだ。

それは、現在のプレミア12でも同様かもしれない。今季の最終成績は2割4分7厘、2HRと振るわず、本人も「本来なら代表に選ばれる成績ではないのですが」と謙遜する結果に終わってしまった。同ポジションで選出されているのが、ゴールデングラブ賞を7年連続受賞した源田壮亮ということもあり、何かと比較される苦しい立場でもある。

だが、井端監督は「短期決戦に強いイメージがある」と、視察に訪れたときも自ら声を掛け、期待を込めて招集した。

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名手・宮本慎也も目を細めながらその成長を見守っているひとり。紅林は2年連続で宮本をオフシーズンの自主トレに招待しており、宮本は自身のYouTubeチャンネルで、そのときのエピソードをこのように披露している。

「自分から呼んだくせに、『しんどーい、しんどーい』と弱音を連発するんですよ(笑) まあ、うちの子供と同年代、かわいいものです。『しんどいか~、もうちょっと頑張ろうな』と励ましながらね。なかなか天然で面白い。まだ大きい身体を使いこなせていないところもある。本当の意味で、プロの身体になって活躍するのが楽しみですね」

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