下地トンネル貫通祝う 紀北町の国道422号 道路改良工事、避難道にも 三重
【北牟婁郡】三重県が整備を進める紀北町島原の国道422号下地志子工区の道路改良工事(延長約1・8キロ)のうち、主要な(仮称)下地トンネルの貫通式が21日、現地であった。舗装や坑外の道路敷設を経て、下地工区は令和9年度末ごろに完成する見通し。 県によると、下地志子工区内の旧道は全体的に道幅が狭く、一部が津波浸水想定区域にも当たるため、平成26年度に事業化した。工区の開通は長島、赤羽両地区間の円滑な通行が期待できるほか、県の救助活動拠点の赤羽公園までの避難道としても寄与する。 下地工区は令和3年度に着手。トンネルは昨年5月初旬に掘削工事が始まり、今年2月9日に貫通した。延長288メートル、全幅員9・75メートルの二車線道路で、うち歩道は2・5メートル。今後、志子工区につなぐ道路を整備する。トンネル工事の総事業費は約19億円。 貫通式には、施工業者や国会議員、県や町などの関係者ら約300人が参加した。一見勝之知事らが歩いて通り初めをした後、万歳三唱や鏡開きで祝福。一見知事は「地元の悲願で、住民にとって心強い存在になる。残りの下地工区も力を入れていく」とあいさつした。