なぜ同じ区に警察署が2つ? 新潟中央警察署と新潟警察署が4月1日に統合 『名称ねじれ』解消へ 新潟市中央区
中央区なのに、警察署が2つある。 しかも名前は「新潟中央警察署」と「新潟警察署」。 「どっちがどっち?」と迷った経験はないでしょうか。 【写真を見る】なぜ同じ区に警察署が2つ? 新潟中央警察署と新潟警察署が4月1日に統合 『名称ねじれ』解消へ 新潟市中央区 新潟市中央区で続いてきたこの“名称ねじれ”が、2026年4月1日、ついに解消されます。背景をたどると、政令指定都市化と昭和の再編、さらに1872年(明治5年)にまでさかのぼる150年の歴史がありました。 ■中央区の警察署がひとつに 何が変わる? 4月1日、信濃川の左岸にある新潟中央警察署(新潟市中央区寄居町)と右岸にある新潟警察署(新潟市中央区上所)が統合されます。新潟警察署が新しい「新潟中央警察署」に改称し、中央区の警察署はひとつになるのです。 新潟中央署の江口雅之副署長は「ストーカーやDV、特殊詐欺やサイバー犯罪など新たな治安上の脅威が急速に広がりを見せる中で、中央区における持続可能な治安サービスの提供を行うために、警察署の再編を進めている」と説明します。 寄居町の庁舎は今後、県警本部分庁舎として機能を担います。 統合によって、中央区を管轄する体制は一本化されるのです。 では、なぜ中央区には2つの警察署が存在したのでしょうか。 ■政令指定都市化で生まれた“名称ねじれ” 2007年、新潟市は政令指定都市に移行し、行政区として「中央区」が誕生しました。 しかし、警察署の管轄は行政区とは別の仕組みで運営されています。そのため、新たに誕生した中央区の中に、従来の管轄のまま「新潟中央警察署」と「新潟警察署」が並ぶ形となりました。 こうして、中央区に警察署が2つある状態が始まります。 名称が似ていることもあり、市民からは「どちらに相談すればいいのか、分かりにくい」との声もありました。 ■かつての「新潟署」はどこにあった? 明治から続く警察の歴史 実は、かつて「新潟署」と呼ばれていた警察署が置かれていたのは信濃川の左岸、現在の寄居町側でした。 明治5年(1872年)、開港五港の一つとして栄えた新潟に“警察署”が設置されます。当時の中心地は新潟島。警察の拠点もその中心に置かれたのです。