小田原市の元部長に猶予判決 下水道工事など巡る収賄事件 横浜地裁

加藤美帆
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 神奈川県小田原市の下水道工事などを巡る贈収賄事件で収賄罪に問われた市元環境部長の樋口肇被告(59)の判決公判が17日、横浜地裁であった。菅野裕希裁判官は「公務員の職務の公正とそれに対する社会の信頼が害された」として懲役1年執行猶予3年、追徴金20万円(求刑懲役1年、追徴金20万円)を言い渡した。

 判決によると、被告は2024年8月、住宅新築工事現場近くの下水道の整備を早めるよう担当者に促した見返りに、工事を請け負った業者の元代表取締役と元営業部長から市役所内の環境部長室で商品券10万円を受け取った。25年2月にも、元代表取締役の親族が買った土地近くのゴミ集積場の移設を働きかけた見返りに、2人から商品券10万円を受けとった。

 菅野裁判官は被告に賄賂性の認識があったと認定し、「公務員倫理に関し部下に指導監督すべき立場にあったのに、贈収賄に関する認識は甘すぎた」と指摘。額は高額といえないが「刑事責任は軽視できない」とした。一方、事実を認め反省し公務員を辞職する意向であることなどを考慮し、執行猶予とした。

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