「休日に車出せ」釧路税務署の24歳職員が自ら命を…国税局はパワハラ認定も「死ぬほどではない」と因果関係を否定「自分なら耐えられない…」同僚も証言した執拗なパワハラとは 両親が人事院に申し立て
釧路税務署に勤務していた当時24歳の男性が自ら命を絶ったのは、上司からのパワハラなどが原因だったとして、両親らが公務災害の認定を求めて国の人事院に申し立てを行いました。 【画像を見る】24歳財務事務官への執拗なパワハラ 両親が涙の会見 ■彼はなぜ死を選ばなければならなかったのか 4年前、自ら命を絶った大島泰輔さん(当時24)。 2020年に国税庁に採用され、この年の6月から釧路税務署に配属。徴収部門・財務事務官として勤務していました。 「安定した国家公務員の道に進み、将来は税理士として悠々自適に暮らす」 そんな希望に満ちた未来を描いていた大島さんですが、上司から私的な買い物に車を出すよう強要されるなどのパワハラを受けて精神疾患を発症。2022年3月、自ら死を選びました。 遺族や同僚の証言から浮かび上がってきたのは、執拗なパワーハラスメントでした。 ■『お前の車を貸してくれ』休日に上司の要求 上司による大島さんへのパワハラは、業務がないはずの休日にまで及んでいたといいます。 代理人弁護士 「休日にですね、自分の私的な買い物とか自分の私的な用事のために『車を出してくれ』とか、あるいは『お前の車を貸してくれ』ということを、本当に頻度高く求めていた」 パワハラをしていた人物は、大島さんの上司となる特別徴収官でした。 新人職員である泰輔さんにとって、上司から命令に逆らうことは極めて困難だったといいます。上司は私的な用事のために泰輔さんを繰り返し呼び出しました。 札幌国税局が認定した事実だけでも、その回数は9ヶ月で13回に上ります。 この行為について、札幌国税局は「パワーハラスメントである」と認定。しかし、「自殺という結果に結びつくほどの強いパワハラであったとは言えない」と判断しました。 ■職場で繰り返された人格否定 泰輔さんをさらに追い詰めたのが、職場で日常的に浴びせられた言葉たちでした。 「大島ほんとだめだよね」 「日本語がおかしい、徴収官としてありえない」 「大島の割には頑張ったんじゃないか」
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