国立大学病院の7割が赤字…最も人口の少ない鳥取県で大学病院の黒字経営を実現できるワケ 教授が階段移動、日中は消灯…「ケチケチ大作戦」 地域医療の“最後の砦”守る工夫とは?
全国の国立大学病院の7割が赤字と、経営危機を迎える今の時代。 こうしたなかでも、鳥取県米子市の鳥取大学医学部附属病院は黒字を維持しています。 全国で最も人口の少ない鳥取県にある大学病院が、黒字経営を実現する秘密とは? 【写真を見る】国立大学病院の7割が赤字…最も人口の少ない鳥取県で大学病院の黒字経営を実現できるワケ 教授が階段移動、日中は消灯…「ケチケチ大作戦」 地域医療の“最後の砦”守る工夫とは? 米子市にある鳥取大学医学部附属病院。 国立大学病院は高度医療の提供だけでなく、医師の教育や開発・研究に加え、地域貢献など様々な役割を担い、いわば、地域医療の「最後の砦」となっています。 鳥大病院は最も高度な医療を提供する3次医療機関、ドクターヘリの基地病院にもなっています。 「コードブルーコードブルー、エンジンスタート」 通報を受け、一目散にドクターヘリに乗り込む医師たち。 カバーするのは鳥取県内だけでなく島根県東部なども含まれていて、年間500件ほど出動します。 「声出ますか?落ちた時のこと覚えとられる?」 鳥大病院高度救命救急センターは、24時間体制で重症患者を受け入れています。 そんな国立大学病院がいま、全国で大きな危機に直面しています。 国立大学病院長会議 大鳥精司 会長 「もしこのまま支援がなかったら間違いなく潰れます」 全国44の国立大学病院のうち、実に7割が赤字になっています。 その額は、今年度過去最大の400億円まで膨らむとみられています。 こうしたなか、昼休憩の時間、鳥大病院をのぞいてみると… スタッフは暗い中昼食をとっています。 節電のためです。 赤字の原因は物価高や人件費の高騰。 全国で国立大学病院が赤字となる一方、最も人口の少ない、つまり患者の少ない鳥取県にある鳥大病院が黒字経営を実現する秘密… それは、病院内のいたるところでみられます。 耳鼻咽喉・頭頚部外科学分野の藤原和典教授。 医局のある7階まで、階段で歩いてのぼります。 鳥取大学 耳鼻咽喉・頭頚部外科学分野 藤原和典 教授 「病院のエコという観点からも、ここにチラシありますが、みんながそういう意識になってきているのではないかなと感じています」
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