きゅうり農家です。
悲しいことがあったので聞いて下さい。
先日とある人から、『あなたが作るきゅうりはまがい物よ!』と言われてしまいました。
確かに、スーパーに並ぶ大半のきゅうりは、実がなる上部(穂木)がきゅうり、根っこの部分(台木)はかぼちゃで、それらをつなぎ合わせた苗から生産されます。
何故そんな事をするのか?
きゅうりの根がケイ酸を吸収し、ブルーベリーを覆う白い粉のような『ブルーム』を形成します。かぼちゃの根はケイ酸を吸い辛いので、『ブルーム』を形成し辛くなります。(3枚目写真:左ブルーム無 右ブルーム有)
本来は自然に発生するものを、消費者が購入し易くするように改良した結果、今のきゅうりの姿があるのです。
確かに自然な状態ではないかもしれません。『自然でない=まがい物』と言われても仕方ないのかもしれません。
しかし、病気に強くなったり、収量が増えたりと、安定的に農産物を届ける為に蓄積された技術や、メーカーの品種改良の努力を『まがい物』と一括りにされるのは心外です。
多くの人の飽くなき追求心から、今の野菜が作られている事を忘れないで下さい。
是非、国産野菜を気兼ねなく購入して下さい。