来春のセンバツにつながる第76回秋季全道高校野球大会(10月18日開幕)の公式練習が16日、札幌ドームで行われた。出場全20校のうち1番手で登場した北照は「機動破壊」で2012年以来の秋全道優勝を狙う。
高校野球の公式戦で3季通じて初めて札幌Dで開催される今大会。北照ナインは30分間の公式練習で広いファウルゾーンや慣れない人工芝、外野のクッションボールなどを入念にチェック。上林弘樹監督(44)は「(守備で)イレギュラーがないし、選手は『やりやすい』と言っていた。気になるところはあまりなかった。気持ち良かったですよ」と印象を口にした。
新チームの武器は“足攻”だ。昨年、海星(三重)と練習試合を行った際に同校でアドバイザーを務める葛原美峰(よしたか)氏と縁ができ、走塁指導を受けるようになった。高崎健康福祉大高崎(群馬)を一躍全国に押し上げたのが「機動破壊」。その「生みの親」とも言われる同氏から、盗塁技術だけでなく「人が狙わないタイミング」で先の塁を奪いに行く姿勢、塁上でプレッシャーをかける方法などを教わった。直近でも13日から3日間指導を受けたといい「葛原先生から『北海道、北の大地で機動破壊』でいいんじゃない?』と言っていただきました」と上林監督は自信をのぞかせた。
主将で3番打者の手代森琉輝(てしろもり・るき)外野手(3年)は、シュアな打撃と塁間タイムチームトップの脚力が武器。「先の塁を狙う意識はかなり強くなった。隙を突く走塁だったりは、自分たちでもできると確信できた」と手応えをにじませる。自身にとっては小学6年時にファイターズジュニアの選抜テストでプレーして以来の札幌Dで、今回は人工芝対策としてスパイクの裏側が金具ではない「ポイントスパイク」も新たに用意。「いつもより速く走れる感覚があった。足でかき回したい。その思いはすごくある」と公式練習でも力強くダイヤモンドを駆け巡った。
チームは小樽地区予選後の関東遠征で、横浜(神奈川)に2連勝。自信をつけて全道に乗り込む。初戦は大会初日の第3試合で旭川実と対決。手代森は「走塁を含め、自分たちが練習でやってきたことをしっかりと試合で見せたい。神宮、センバツへ行けるように一戦必勝でやっていきます」と11年ぶりの全道Vを見据えた。









