「夢は人から人へと受け継がれ未来へ」北照主将が選手宣誓 選抜開幕
第98回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開会式があった。8強入りした2013年以来、13年ぶり6回目の出場となる北照の選手らが、さわやかに入場行進した。 【写真】開会式で入場行進する北照の選手たち=大山貴世撮影 行進は前年度優勝校の横浜を先頭に南から。北照は最後から3番目に入場し、力強いかけ声で大きく手足を動かした。選抜旗を持ちチームの先頭を歩いた手代森煌斗(てしろもりきらと)主将(3年)は「憧れの甲子園球場の雰囲気を感じて気が引き締まった」と話した。 北照は第3日(21日)の第3試合で専大松戸と対戦する。(朽木誠一郎) ■選手宣誓で16年前の先輩に思いはせ 手代森主将は選手宣誓も務めた。全主将が集まった抽選会前日の意見交換会でただ一人だけ「やってみたい」と挙手し、引き当てた大役だった。 甲子園の大観衆に見守られ、壇上に立った手代森主将は、冒頭で「16年前、この場所で私の高校の先輩が選手宣誓をしました」と話し始めた。 その先輩とは、2010年に同校主将だった西田明央さん(元ヤクルト捕手)。西田さんから指導を受けてきた手代森主将は「夢は一人のものではなく、人から人へと受け継がれ、未来へとつながっていく」と続けた。 最後は高らかに「威風堂々、戦い抜き、次の世代の夢となることを誓います」と結んだ。この「威風堂々」は、16年前に西田さんが使った言葉。手代森主将は「自分たちも胸を張って北照高校らしい野球をしたい」と採り入れたという。 選手宣誓が「一生の宝物になった」という手代森主将。前日のリハーサルでは言葉に詰まる場面もあり、「試合よりも緊張した」と話していた。この日の大役を「練習どおりにできた」と振り返り、肩の荷が下りた様子。試合に向けて「相手がどこでも北照高校らしい一体感のある野球がしたい」と気を引き締めた。(朽木誠一郎)
朝日新聞社