【宿泊記】翡翠色の名湯「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」の魅力【日帰り入浴もOK】
旅と食を愛する深堀りライターsatochinです。
「こんなに美しい温泉があるなんて!」初めて目にした瞬間、思わず息をのんだのが、「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」の翡翠色の温泉でした。神秘的な色合いの温泉は、ただ浸かるだけで心身が浄化されるかのよう。日本三大美人の泉質をすべて含んだこの特別な温泉と、温かいおもてなしに包まれた熊の湯ホテルでの滞在記をお届けします。
翡翠色の温泉に魅せられて!「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」
「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」は、長野県下高井郡山ノ内町、志賀草津高原ルートのほぼ中央、標高約1700mに位置する温泉旅館です。その最大の特徴は、国内でも数少ない、翡翠色(エメラルドグリーン)の温泉です。
どうして、このような色をしているのかは、いまだ科学的に完全に解明されてはいませんが、温泉が地上に汲み上げられる際に、青い鉱物が混じることで発現すると言われています。(中性からアルカリ性で硫化水素イオンが多いと緑色になる傾向があるようです)
熊の湯温泉は、約150年前に蘭学者・佐久間象山が発見したと言われ、志賀高原最古の温泉とされています。「熊の湯」の名前の由来は、足に怪我を負った子熊が湯で傷を癒していたという地元の逸話に由来するもの。歌人・与謝野晶子をはじめ、多くの文人墨客に愛された熊の湯は、作品の中にも登場しています。
「熊の湯温泉 熊の湯ホテル」へのアクセス
熊の湯ホテルへのアクセスは、JR長野駅から志賀高原急行バスで約1時間23分。もしくは、長野電鉄の終点湯田中駅から路線バスで約40分、熊の湯バス停下車1分です。
私は湯田中でレンタカーを借りて出かけました。湯田中のニコニコレンタカーはリーズナブルで、駅までの送迎もあり(歩いても6分ほどですが)、スタッフも皆さん優しくてオススメです。
宿泊も日帰り利用もフロントで手続き
チェックインは15時から。フロントで手続きを行います。
こちらは日帰り入浴も受け付けています。以前は日帰りで利用しました。
料金は大人(中学生以上)タオル付 1,500円、子供(3歳から小学生まで)800円、幼児(0歳から2歳まで)は無料です。
時間は平日12:30〜15:30、土日祝は12:30〜15:00。ただし、混雑時や繁忙期は利用できないこともあるので、電話で確認してから出かけた方が良いでしょう。
宿泊の場合、手続きを終えたら鍵を受け取ります。1部屋に1本です。
浴衣はフロントの横にあるので、自分のサイズのものを持っていきます。
エレベーターでお部屋まで。
お部屋の様子
和室、洋室、和洋室とありますが、私が利用したのは洋室です。
ベッドの上には茶羽織とバスタオル、ロゴ入りのタオルがありました。
トイレはウォシュレットつきの水洗ですが、洗面所と一緒なので、ひとり旅じゃない場合は鍵は必須。奥に湯船はなく、シャワーのみです。アメニティは歯ブラシセット、シャワーキャップ、カミソリなど。
お湯の入ったポットとお茶、コップ、テレビはありますが、なにかが足りない…。あ、冷蔵庫がないんだ!!
いくら志賀高原が涼しいとはいえ、冷蔵庫がないのは困るな~と思ったら、温泉の成分が濃すぎて壊れてしまうのだそうです。なので冷蔵庫を置けないのだとか。冷やしてもらいたいものがあるときは、フロントに行くと無料で冷やしてもらえます。
また、フロントの横に20時まで営業している売店があるので、冷たい飲み物などはこちらで購入すると良いでしょう。
館内には自動販売機もあり、アルコール以外の飲物はいつでも購入できます。
いざ!翡翠色の温泉へ!
浴室は「碧落」と「翠玉」の2つがあり、毎日12時30分に男女が入れ替わります。チェックアウトが10時なので残念ながら両方に入ることは難しく、どちらか一方の浴室だけとなります。
※以下、浴室の撮影については許可をいただいております。
宿泊した日、女湯は「碧落」でした。ちなみに以前日帰りで利用した時も「碧落」でした。
脱衣所には貴重品ロッカーがないので、貴重品が脱衣所前のロッカーに預けておきましょう。
無料で利用できるドライヤーが置いてあります。また、紙コップがあるので水道水が飲めます。温泉に入る時、水分補給は大事。
廊下を歩いている時からすでに、硫化水素の匂いがプンプンとしていましたが、浴室へのドアをあけて感動。翡翠色の温泉が目に飛び込んできました。残念ながらお天気がイマイチだったので、白濁していますが、日の光の下では鮮やかなエメラルドグリーンとなります。
上の写真は2023年6月に日帰りで利用した時の写真です。この日はお天気もよく、きれいなエメラルドグリーンのお湯でした。
露天風呂を見てみましょう。ため息が出るほど美しいお湯です。緑白色のにごり湯というのも情緒があります。
ちなみに2023年6月の写真はこちらです。
源泉は敷地内に湧いています。湯温が高いので加水しているとのことでした。飲泉も可能なので湯口から出ているお湯を口に含むと、硫黄臭とともに独特の味が口の中に広がります。
泉質は「含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉」という珍しいもので、弱アルカリ性(pH7.5)。日本三大美人の湯といわれる炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉、すべてを含んでいます。さらにメタケイ酸は93.1mgと、つるつるの美肌になるお湯です。
ただ、成分が濃いのとお湯の温度が熱いので(43度)、湯あたりしないよう注意しましょう。
ワイルドな露天風呂は高層階から見えてしまうそうで、湯あみ着が用意されていました。冬は雪見風呂となって、また情緒がありそうですね。
今回入浴できなかった「翠玉」ですが、内湯は「碧落」とほぼ同じですが、露天風呂は檜で少し小さめだそうです。
宿泊客は清掃の時間以外(10時~12時半)、自由に温泉へ入ることができます。
旬の素材を使用した会席料理
今回利用したのは「1泊2食スタンダード~翡翠hisui~」です。食事は1階のメインダイニングでいただきました。
この日のお品書きは
- 先 付 さば竹の子味噌煮
- 前 菜 わさび菜漬け 根曲がり竹 若鮎甘露煮 こごみ(蕗味噌) 青梅甘露煮
- 御 椀 きのこ 三つ葉 柚子
- 造 り 鰆たたき ボタン海老 赤貝
- 焼 物 信州牛たたき
- 油 物 アスパラ こしあぶら 根曲がり竹 タラの芽
- 炊合せ 桜道明寺 柔らか煮蛸 ズッキーニ
- 鍋 物 信州牛すき鍋 えのき氷
- 酢の物 竹の子の木の芽和え 絹田巻
- 水菓子 メロン サクランボ
山菜がいっぱいで嬉しい!
ビールが進みすぎてしまいます。
根曲がり竹とサバ缶の味噌汁が、この地方の郷土料理と聞いたことがありますが、こちらの小鉢は味噌味の煮付けでした。
信州牛のたたきは、ワサビや大根おろしでさっぱりといただきました。
すき焼きの上のクマさんはえのき氷。少し前に流行ってましたよね。栄養たっぷりなんですよね。
揚げたての山菜の天ぷらも運ばれてきました。
コシアブラもタラの芽も大好な山菜!春はやっぱり山菜の宝庫で、私にとっては最高の季節。この時期に宿泊して良かったと改めて感じました。旬の恵みを存分に味わえて、最高の夕ご飯でした!
〆のデザート。
こちらの赤ワイン、サービス良すぎではありませんか?(笑)
朝食も同じメインダイニングです。
玉子焼き、ワサビ昆布、焼鮭、切り干し大根、納豆と、日本の朝ご飯です。
味付け海苔もあり。
蒸篭の中は海老蒸し餃子点心でした。
フルーツがマンゴーなのは謎(笑)
食後にコーヒーがあったのも、ポイント高いです。やはり朝はコーヒーが飲みたい。
食事のあとは、チェックアウトの時間まで温泉が楽しめます。
日帰りもいいですが、宿泊すると思う存分温泉を満喫できてオススメです。
※2025年7月の情報です。
熊の湯温泉 熊の湯ホテルホテル
住所 長野県下高井郡山ノ内町平穏7148
電話番号 0269-34-2311
日帰り入浴 料金:大人 1,500円、子供 800円、幼児 無料
時間:平日12:30〜15:30、土日祝12:30〜15:00
※混雑時や繁忙期は日帰り不可の時も。事前に電話で確認しましょう。
公式ホームページ 熊の湯温泉 熊の湯ホテル(外部リンク)
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