現在、日本の農業にとって不可欠な化学肥料はその原料を100%海外に依存している。
●尿素(窒素質)約30万トンマレーシア 中国など
●りん安(リン酸質)約47万トン中国 モロッコなど
●塩化カリ(カリ肥料)約54万トンカナダ ヨルダンなど
●りん鉱石約14万トンモロッコなど
それらの原料をもとに、化成肥料に加工するために、99.7%輸入にたよる石油が必要となる。
例えばチッソ肥料を作り出すために、空気中の窒素を取り込んでアンモニアを作る「ハーバー・ボッシュ法」を用いる。
この反応は高温・高圧の状態が必要で、膨大なエネルギーを消費する。また、アンモニアの原料となる「水素」を取り出すために、天然ガスや石油が必要となる。
これらによって生み出される化成肥料は年間で68万t、また使用される農薬は5万320t、そして農業に使用する石油はVLCC(25万トンクラスの大型タンカー)14隻分に相当する400万kcal
石油が止まれば日本農業は壊滅する。
農業はもちろん、商業も工業も日々の暮らし全般が止まる危うい社会構造の上で我々は暮らしている。
漢の戴聖(たいせい)が編さんした『礼記』の王制編に、「九年の貯えのない状況を不足といい、三年の貯えがない国は、国とはいえない」とある。
我々が暮らすこの国は、半年分の石油備蓄と、1,5か月分の米の備蓄しかない。
#自然農法 #化成肥料 #石油停止 #日本農業