アーチャーの目が見えなくなる話2
前回の続きです!
今回多分短いと思います!
それでも良ければよろしくお願いします!
初心者の書く駄文ですので読みにくい所もあるかもしれませんがどうかよろしくお願いします!
まだ槍弓要素はほぼ無いです😅
ちなみに前回のものはこちら→novel/7848798
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「失敗したな」
世界が回るとはこのような事を言うのか。
けたたましく響く彼の足音を聞きながら私は…
〜数分前〜
視力を失ってしまった私のためにランサーが暫く遠坂邸に居座ることになった。
なんでも、呪いの解析をするためには魔術の波動を合わせなければならないとか何とか…
まったく私の専門外のことを言うのものだから詳しいことはよく分からなかったが、解析しだいでは3日ぐらいで治るらしい。
視力を失うとはとても不便なもだと思っていたが存外普通に生活する分にはあまり問題がないようにも思える。
段差や階段があるのが少し不便に感じるぐらいだな。
特に階段を降りるのは多少なりとも恐怖を伴う
いくら英霊だといえ痛いものは痛いのだ。
階段から転げ落ちようものなら全身がむち打ちのような痛みに襲われるだろう。
最悪骨折だ。
私とてマゾヒストではない
自ら進んでそのような痛みへ飛び込もうとは思わないが…
致し方ないという場合もあるだろう
今、遠坂邸にはランサーと私だけだ
凛は生憎小僧の家に出かけていて留守にしている
ランサーを呼ぼうか考えたが彼は今私の呪いを解析してくれている途中なので邪魔をするわけにもいかない。
階段を降りるぐらいまあ何とかなるだろうと甘く考えすぎていた。
それにまさか自分が1段目から踏み外すとは思わないだろう
「失敗したな。」
やはりランサーを呼ぶべきだっただろうか
いやでも彼は私の呪いを解析してくれている
こんなくだらない事で呼ぶのも迷惑だろう
だが 今のこの状況もかなり面倒くさいな
バレたらバレたでまた小言を言われそうだ
早く起き上がらなければ。
「っーー!」
体を起こそうとするが思うように力が入らず上半身を起こすことも出来なかった。
なんという失態
転げ落ちた時に頭を強打したようで意識も朦朧としてきた。
自分の意識とは相反して落ちてくる瞼に抗うが成すすべもなく私はそのまま意識を手放した。
意識を失う前にランサーのけたたましい足音が聞こえた気がした。
「こんなもんか」
そこまで複雑な呪いでは無かったようで
解析はもう終わった。
「これぐらいなら明日で解けるな」
ふと顔を上げると時計は2時をまわっていて
それを目視した途端思い出したかのように腹がなった。
「…台所を借りるとするか。さすがに何かあんだろ。」
そう思い部屋を出ようとした瞬間
家が軽く揺れるぐらいの凄まじい音が響いた
「な、なんだ!?」
音は階段の辺りから聞こえた
この家にはオレとアーチャーのみ
あいつは今視力を失っている
考えられる可能性
そこまで考えが及んだ瞬間
気づいたらオレは部屋を飛び出していた
「アーチャー!!」
オレの予想通り階段の一番下にはぐったりと横たわっている弓兵がいた
急いで駆け寄り声をかける
「おい大丈夫か?」
「うっ……」
頭を強くぶつけたのか呻くだけで意識を失っている
出血こそないが脳震盪を起こしているのだろう
「とりあえず移動させるか」
軽く息を吐きランサーは横たわっているアーチャーの膝の裏と肩あたりに手を差し込み頭を揺らさないようそっと持ち上げた。
俗に言うお姫様だっこである
つか意外と軽いのなこいつ
かなりどうでもいいことを考えた後
万が一アーチャーが目を覚ましてしまったらなんか面倒くさそうだと思いつき素早く居間のソファに運んだ
「ったく何たって1人でやろうとするかね…」
いつもそうだ
この弓兵は人を頼ろうとしない
何でもかんでも自分ひとりで抱え込む傾向がある
今回だって少し声をかけてくれれば手伝ったと言うのに。
まったく困ったものだ
起きたら小言でも言わせてもらうとしよう
そっとアーチャーの額に冷やしたタオルをかけて遠坂邸の台所へ向かった。
爆発音が響く